
筆者の経験上、 転職するしないに関わらず転職活動を経験すると後悔を防ぐ事が出 来ます。
自分の市場価値を確かめておかないと、「 もしあの時転職をしていたらどんな企業に行けたのだろう」 と将来気になって後悔するからです。
しかし、転職活動をした結果、 実際に転職する場合は慎重に決断する必要があります。 実は転職しない方が良い人には特徴があります。
本記事では筆者の同僚で転職を後悔した人達の経験談を紹介します
年功序列から成果主義へ
年功序列の大手メーカーで活躍した先輩がリクルートに転職した後 、仕事が回らなくて休職しました。
大手メーカーは会社の名前の力と組織に力を使って仕事をします。 言葉を選ばずに言うと個人に求められるのは組織の歯車としての能 力です。 リクルートのような個人で利益を出す企業では通用しなかったので す。
会社の力を貴方自身の力だと勘違いしている方は要注意です。
今の会社で携わっている仕事で自身のアウトプットにより会社に利 益を生み出していると言えるでしょうか?
この質問に即答でYESと答える事が難しければ成果主義の会社へ に転職による後悔の可能性が高いです。
大企業から大企業へ
新しい業界に挑戦したいと考え、 メーカーで花形部門の企画業務を維持して他大手メーカー同じ業務 をする形で転職しました。
しかし、本音は花形部門故の激務が原因で転職を希望していたのです。
側から見ると残業が少ない会社だと思い転職してみたがやはり花形 部門である企画部門だけは激務でした。
何が原因で辞めたいと感じたのかに関して自己分析が甘かった。 逃げの理由で転職したく無いと自分自身を騙していました。
有名企業であること。求人情報の魅力的な情報に惑わされたのです。
結果、同じ後悔を繰り返すことに。
大企業に転職しておけば取り敢えず良いだろうと考えて自己分析が 甘いままで転職を考えている人は思い止まった方が良いです。
個人業務から組織業務へ
とあるコンサル会社でメーカー向けのシステムコンサルをしていた 方がメーカーである筆者の勤務先に転職してきました。
メーカーの泥臭い人間関係で仕事をする点に合わず、 2年程でコンサルに戻る事になりました。
業務効率を重んじて在宅勤務を積極採用するコンサルとは違い、 メーカーでは出社による対面での業務を重視し、 泥臭い人間関係で仕事をする事に耐えられなかったのです。
メーカーでは華々しい仕事は少ないです。 大きな組織で部門間の連携が正しく機能しない場合が多く、 時にはお金を生み出さない意味の無い仕事もあります。
特に中堅社員であっても転職後の1年程度はは新人が行う業務も学 ぶ必要あります。
特定業務に特化したスペシャリストのキャリアを歩んで来た人が覚 悟を持たずにジェネラリストを求める業種に転職することはやめた 方が良いです。
転職で成功とはそもそも何か?
転職で成功することは希望の企業に内定を貰うことではありません。
- 収入が増えて生活に余裕が出来た
- 残業が減った
- やりたかった仕事に就けた
- パワハラ上司から逃げ出せた
転職で成功するには
まずもって転職は貴方の環境を変える1つの手段に過ぎません。
例えば退職という選択肢を考えて事を添えた上で異動の希望・ 労働環境の改善を希望するなどです。
その上で転職でしか実現できないと結論付けたのであれば、 仮に次の会社が期待と異なる環境だとしても、 今の会社を辞めた事自体への後悔は無いはずです。
自分の能力に自信を持てず、 転職後の後悔が怖くて転職する勇気が出ない人、 転職活動を何から始めて良いのか分からない人、 これらの人は今のままでは成功する確率はゼロです。
悩み続ける生活を定年まで続ける事になります。 何故なら貴方が抱えている悩みは時間が解決してくれないからです 。
行動する事でしか現状の改善は図れません。
最初の行動は職務経歴書を書いてみる事です。
職務経歴書を書く事で自分の経験とスキルを棚卸しする事が出来、 どのようなキャリアを歩むべきなのか自分の中で考えを整理する事 にも役立ちます。
その上で、 転職エージェントに登録する事で自分がどのような会社に応募でき るのかを確認することが出来ます。つまり、 自分の市場価値を知ることができます。
この行動をするだけでも、