


ネット上の勉強では不十分
ネット上には無数の就活支援・アドバイス情報が存在します。これらの情報はしっかり読み込んで勉強すべきです。
しかし留意して欲しいのは、他の学生も全員同様の情報にアクセスして対策をしているという点です。
ネット上の情報はなるべく多くの学生に見てもらうことを前提にしているため、学生からすると新しい知識かもしれませんが、企業側から見ると行って当たり前の一般的な内容が多いです。
従い、競争の観点で言うと減点を回避するための最低限の知識として必要ですが、他の学生に対する差別化にはなりません。
ネット上の情報だけを見て満足して就活準備した気になってしまう人と、あくまで最低限のレベルでありスタートラインに立っただけと考える人では、大きな差がついてしまいます。

文系出身の社会人にレビューを依頼
貴方の業界・職種選定の考え方、志望動機・自己PRの内容をできるだけ多くの社会人の方に見て貰い、厳しいダメ出しをできるだけ多く貰いながら洗練化させましょう。
同じ就活生同士で行っても何も意味がありません。また、内定に成功した年の近い先輩でも役不足です。
しっかり社会人経験を積んだ人にレビューしてもらい、社会人にとって説得力のある内容に仕上げましょう。
貴方が志望している業界・職種で働いている人であればベストですが、そのような機会を得ることが難しければ他業界・他職種の人でも差支えありません。できるだけ年長者かつ多くの人に見て貰ことが重要です。
色んな意見が出てくるはずなので、全てを鵜呑みにする必要はありません。
最終的には総合的に考えて自身が心から思える説明を企業にぶつけましょう。
レビューをしてもらう人は、知人でも良いですし、会社勤めであれば家族・親戚でも良いです。SNS上の人でも構いません。
この作業にどれだけ力を入れられるかで他の学生との差が生まれます。ガクチカのテーマの大きさは殆ど関係ありません。
文系就活はターゲットを絞る
文系の学生に良くある間違いが「とりあえず有名な企業に片っ端からESを送る」です。こんなことをしても仮にESで通ったとして最終面接で内定を得るまでには至りません。
志望する業界・職種は多くても3つ程度に絞りましょう。
その理由は、「絞ることで時間を注力できる=他の学生と差別化するための時間を費やせる」「絞ることで志望動機・自己PRの中身及び話す様子に説得力が増す」です。
どの業界・職種を志望すべきなのか分からない、という学生が多いですが、筆者はこれが日本教育の大きな問題だと考えています。
大学3年・4年生の段階で将来自分が何をしたいのかイメージを持っていないのは世界的に見れば異常です。厳しいことをここで敢えて申し上げているのは、それくらいの危機感で臨まないと、企業の採用担当者には貴方の言葉が響かないからです。
では、どのように志望業界・職種を絞れば良いのか?という疑問にお答えします。
それは、実際にその業界・職種で働いている人の生の意見をできるだけ多く聞くことで正しい実態を把握し、長所と短所の双方を把握した上で、この長所を魅力に感じる、この短所は私にとっては受け入れられる、と自己の志向を理解することです。
手法としては、OB訪問、企業インターンが常套手段でしょう。
しかし、筆者はSNSを活用した社会人へのアプローチが最も効率的かつ効果的な情報収集として推奨します。
何もOB訪問・企業インターンを否定しているわけではなく、これはこれで必ず申し込むべきです。
ただ、これらの手法は、社員が会社の良いところしか説明しないという点に留意が必要です。また、数をこなすのに時間を要します。
一方、Twitter等のSNSでは効率的に多数の社会人にアプローチができ、尚且つ匿名性があるので本音を答えて貰えます。
SNS上では具体的な企業名と氏名は非公開にしているユーザが殆どですが、業種と職種を公開している方が多いです。
これらの社員をSNSの検索機能で探し出し、DMかリプライを用いて色々質問をしてみましょう。
その際、貴方の大学名・氏名などの素性は明かす必要はありません。
質問を受ける側もツイートのネタになるので多くの場合は快く質問に回答してくれるはずです。
仮に相手にされなくても貴方にダメージは一切ないので、この方法で検討している業種・職種の社会人に質問して情報収集をしましょう。
他の学生と差別化するためには、社会人が持っているリアルな情報を如何にできるだけ多く獲得できるかにかかっています。
なお、志望動機・自己PR組み立てるためには以下の情報を用意してください。
1.何故この業界でその中で何故当社なのか
2.何故この職種で職種をどう理解しているか
3.どんな貢献ができその根拠は何か
メーカー営業を例として具体的な方法を紹介しています↓↓↓
企業インターンシップ情報はdodaキャンパスから入手↓↓↓
面接官の文系就活生チェック個所
専門性が無い文系学生は理系学生以上に面接での印象が合否に影響する割合が大きいです。
面接官は以下の点をチェックしますので、しっかり対策しましょう。
手当たり次第に応募していないか
この業界・業種・職種である必要性を強く語る!
深堀質問に対してはロジックより気持ちを込めて即答することが大事!
素直に会社の指示に従えるか
全国転勤・海外駐在は大丈夫ですか?等の「~は大丈夫ですか?」質問には元気よく即答!
元気にコミュニケーションが取れるか
常に笑顔で元気よく! いじわる質問は面接官の演技なので、怖気ずに会話を続けられるかが評価ポイント!
大学2年の就活は人生設計から
新卒時に選ぶ最初の業種・職種・企業は貴方の今後長い人生を大きく左右します。
新卒一括採用の場合、企業は大学生のポテンシャルを評価して採用し最初の数年は育成期間と考えてくれます。
一方で、転職する際には経歴が重視されるため分野の大幅な方向転換は難しくなります。(仮に方向転換出来たとしても社格が下がります)
そのため、まずは卒業後5-10年の人生計画を立てる必要があります。
大学生活の中で自身が何に喜びとやりがいを感じ何を嫌うのかが分かってくると思います。
卒業後に具体的なやりたいことが無い学生は就活で有名企業から内定を獲得することを目標にしがちです。
有名企業狙いだけの学生は以下のいずれかの問題に直面します。
・業界を絞らず準備にかける労力が分散され結果どこにも受からない
・最初に内定をもらった有名企業の内定を盲目的に受諾してしまう
・入社後に不満があると直ぐに転職をしてしまう
大学2年生から社会人と交流
卒業後の人生設計をする上では、色んな社会人の方との交流機会を持つことをお勧めします。
貴方が興味関心のある業界・企業で働く人でなくても構いません。出来るだけ多くの社会人と交流して下さい。
特定の企業についてポイントに知るためには転職・就活生向けの説明会に参加するかOB訪問などを活用する必要がありますが、各業種の仕事内容を把握する上ではTwitterを活用するという手段もあります。
その際、質問はできるだけ具体的な内容にして下さい。
SNS活用はあくまでも一例ですので、知人や親族のつて等も使ってできるだけ多くの社会人の人と交流し働き方に関する情報を収集しましょう。
企業HPに出ている内容は表面的かつ良い点のみしか記載されていないので非常に限定的な情報であることを認識しておいてください。
大学2年生のガクチカ
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、その職場で働くうえで知っておくべき専門的・技術的なスキルです。仕事を円滑に進めるために必要なスキルとされています。 「Excel」や「Word」、「プログラミングのスキル」などが挙げられます。
ヒューマンスキル
ヒューマンスキルとは、対人関係に必要なスキルです。 全ての社会人に必要な、コミュニケーション、リーダーシップ、コーチング、プレゼンテーションなどのスキルを指します。 職場の人間関係をより良くし、企業全体の生産性を高めるために必要です。
コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは、課題解決に必要なスキルです。 情報分析、総合的判断、また物事の本質を的確に見極めるスキルを指し、管理職や経営者に求められます。
【出展】転職サイト ビズリーチ
会社は応募者の自己実現を手助けするためだけに採用するわけでなく、会社の事業に貢献してくれる人材か否かを判断して採用しますので、どのような価値がある人間であるのかを示せるようにすることは非常に重要です。
大学2年生の企業研究
仕事のやりがい・企業の長所だけに目を向けてはダメです。
その仕事・企業ならではの大変な点を調査し、受け入れられるか考えて下さい。
傍からは華々しく見えても、どんな企業にもネガティブな要素はあります。
・IT/コンサルのA社は高収入だが、残業が多く離職率も高い・大手メーカーのB社はホワイト企業で有名だが、全国に拠点のため地方勤務がある
・大手商社のC社は新人から大事な仕事を任されるが飲み会幹事や休日の社内行事の仕事もある
つい有名企業・好待遇の企業の内定を獲得することに目が行きがちですが、それ以上に重要なのはどのような生き方をしたくて、どの職の道に進むのかということです。
大学生活は卒業後の70-80年を左右するといっても過言ではない重要な期間になりますので、是非後悔の内容に過ごして頂ければと思います。
3年生で自己分析は完了
自己分析を経た希望進路選びは完了している段階です。
終わっていない方は以下リンク内の記事を確認し大至急取り掛かる必要があります。
大学3年生では内定を獲得するためのES・面接対策に注力する時期です。
プロのアドバイスを受ける
就活スケジュール管理
インターン・企業説明会・OB訪問・ES・面接対策のスケジュールを明確に立てましょう。
インターン・企業説明は複数の企業で重複することがあるので、優先順位付けが必要です。
足元のスケジュールだけではなく、目罪している内定獲得時期から逆算して何をすべきかを明確に示したマスタースケジュールを立てて下さい。

ESは企業毎に作りこむ
ESは応募する1社1社作りこみます。企業間での流用はNGです。
また、WEB上に流通している典型的な文章をそのまま使うことは回避し、あくまで参考にします。

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