社内の若手・同期入社が辞めた理由が貴方に当てはまるとは限りません。
大事なのは、同期が辞めた理由は何だったのかと把握し、自分の判断基準に照らし合わせて冷静に判断することです。
実際に転職するか否かとは別に、将来のために一度検討をすることは必要不可欠です。
本記事を読めば、転職すべきかどうかを冷静に自己分析することで不安が解消されます。
若手・同期が辞めていく理由
インターネットで20代の退職理由を検索すると、「人間関係」「労働条件」「収入が少ない」がTOP3で出てきます。
しかし、非常に曖昧な表現だと皆さんは感じたはずです。
何故なら退職理由の大半は「今の仕事から逃げたいから」であり恥ずかしくて他人には本当の理由を具体的に説明できないからです。
従い、辞めていく若手・同期に本音を聞いても角を立てないために作られた前向きな退職理由しか教えて貰えないでしょう。
20代会社員の本当の退職理由は以下です。
20代 ”本当の” 退職理由
泥臭くてダサい雑用ばかり、華々しい仕事をしたい
【解説】大企業だと入社して最初の3年は雑用ですが耐えられない人がいます。大学の同級生が華々しい働き方をしているのを聞いて、惨めに感じ転職してしまうパターンです。
地方の僻地配属になりウンザリしている、都会で働きたい
【解説】内定前には地方配属になるとは知らなかった。婚約者・家族が都内にいるので困っている、というパターンです。
上司・先輩が厳しすぎて逃げたい
【解説】社会人になるまで順調に成功してきた人でも社会人になると多くの苦境・理不尽に直面します。上司・先輩が教育熱心であると耐えられなくて「この仕事は自分に向いていない」と逃げるように辞めてしまう若手社員がいます。
部門間の板挟みになる仕事しかなく辛い
【解説】教わった通りの仕事をしているにも関わらず何故か部門間の板挟みになり仕事が進まなくなることが多々あります。特に大企業では仕事の中身が分からない状態でプロジェクトのスケジュール管理ばかりさせられ、プレッシャーに耐えられず辞めてしまう人がいます。
組織プレーは自分に合わない、個人の力で評価される仕事に変えたい
【解説】周囲に振り回される働き方にウンザリして、不動産営業・保険営業といった個人の成果で判断される仕事に転職するパターンです。自分で起業する人も増えてきています。
残業時間が多すぎる、ワークライフバランスが保てない
【解説】「労働条件が合わない」という理由で辞めた人の本当の理由です。「残業をし過ぎている早く帰れ」と注意されるのに仕事を減らしてくれないしまともに助けてもくれないことに耐えられなくなった人達です。サービス残業をすることで大企業に勤めているにも関わらず結果的に低収入になります。
退職する理由は人によって異なり、一概に会社が良い・悪いでは語ることができません。
しかし、もし社内の若手・同期が辞めた理由と同じ悩みを貴方が抱えているのであれば、貴方も真剣に検討してみる価値があると言えるでしょう。
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仕事を辞めた後悔
会社を辞めるとリスクがあります。
辞めていった若手・同期社員の方は転職することで得られるメリットと失うモノの大きさを天秤にかけて判断をしています。
具体的なリスクは以下の通りです。
結局同じ境遇になる
転職先を選ぶ際に受かりやすいのは今の会社と働き方が似ている会社です。そのため、同じような苦労に直面する可能性が高いです。
転職すると基本的な働き方を一から学ぶ必要があり、人脈形成もリセットされてしまうので、「これだったら転職しない方が得だった」と感じるケースがあります。
特に、「残業時間が少なそうだから」「人間関係が良さそうだから」等の入社するまで実態の確認ができない条件で企業を選ぶのは避けるべきです。
慣れる前に自分がダメだと勘違い
どんなに優秀な人でも、転職先の仕事に慣れて本来の能力を発揮するのに1年間は必要です。
筆者自信の転職経験及びこれまで大勢の転職者と働いてきた経験から言える事実です。
しかし、自分の能力と経験に自信を持って入社したにも関わらず最初の数か月で失敗し周囲から叱責を受けると深く落ち込んでしまうリスクがあります。
従い、貴方が転職した元同僚にアドバイスを求める場合は、相手がどれくらい勤めている人であるのかを踏まえてアドバイスを取り入れて下さい。
会社を辞めか否かの判断は我々の今後の人生を大きく左右します。
しっかり情報収集をして感情に流されて判断をすることがないよう注意したいですね。
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