退職理由

退職理由の例文5選 |退職の伝え方から最終出勤日までの流れを転職経験者が解説

退職理由
退職理由の例文と会社に告げてから退職までの手順
退職理由は前向きな内容にするのが鉄則です。
転職先が決まると直ぐに入社の受諾と退職を迫られます。
従い、転職先の内定を承諾する前に現在勤めている会社に対して退職の意向を伝える必要があります。
本記事を読めば退職理由の例文と退職を告げてから退職までに行うべきことが分かります。
退職を決めたら誰にどのように伝えたら良い?

退職理由の本音を言うと角が立つ・・何か良い説明を考えなくては・・

退職は直属の上司に伝える

最初に報告する対象は直属の上司です。他の方に先に伝えてしまうと上司の顔をつぶすことになるからです。

よくドラマなどで紙で辞表を作成し提出するシーンがありますが、辞表の紙は不要です。

口頭で伝えるのが基本です。メールで伝えるのはNGですので注意してください。

更に上の管理職及び他の同僚にいつどう伝えるかは直属の上司の指示に従うべきです。

勝手に自分の判断で社内に周知しないように気を付けて下さい。

退職の告知は出来るだけ早く


どんなに遅くても最終出勤日の1か月前
、できれば2~3か月前に会社に退職の意向を伝えます。

会社側での後任選定や引継ぎの時間を考慮する必要があるからです。

退職者の穴埋めを経験者採用で補う企業が多いですが、新規採用には数か月要するので出来るだけ早く会社に伝えるべきです。

また、最終出勤日は有休休暇取得の日程を考慮して上司に伝えて下さい。

有休休暇の取得は権利ですので、遠慮せずに必ず取得しましょう。退職の意向とセットで伝えられるように事前に考えておいて下さい。

必ず個室で退職告知をする

オープンスペースで話すのではなく、必ずプライベートが確保できる個室で伝えます。

上司からの退職引き留め交渉がある場合は20~30分話をすることになります。

そのため、会議室を確保した上で事前に上司の予定を確保すると丁寧です。

 

退職理由の例文

退職理由のポイントは「角が立たない理由」「引き止められない理由」「やむを得ない理由」です。

例え本心であっても会社に対する不満を理由に挙げるのは避けましょう。退職理由は嘘をつく前提で問題ありません。

 

退職理由の例文

他業種を経験したい
以前から海外に関わる仕事を経験したいと思うようになったが、この会社では国内事業しかない。一回きりの人生なので悩んだ結果転職を決断。


収入が足りない
家庭の事情でより多くの収入が必要になった。好きな仕事であったが生活のためにやむを得ず高収入な会社への転職を決断。


配偶者の転勤
以配偶者が遠方に転勤となり共に生活するため自身もやむを得ず転職を決めた。


家族の介護
家族の介護が必要になり在宅勤務限定の仕事に変える必要があるため転職を決めた。


理由を言わない
一身上の都合とだけ伝える。同業他社への転職など、会社に伝えづらい場合は理由を言わないという選択肢もあります。

 

退職理由の悪い例

長時間労働で疲弊した
長時間労働を理由にすると上司からは「仕事量を減らすから考え直してくれ」と言われてしまいます。長時間労働が理由であれば、辞める前に訴えて改善を求めるべきです。


上司のパワハラ
パワハラが理由だとしても、トラブル回避のために正直に言うのは控えた方が良いです。辞めてしまえば他人になるので何の得にもなりません。


退職までのの流れ

退職の承諾を得てからの大きな流れは以下になります。

1.最終出勤日/有給休暇取得期間の確定

2.上司による後任担当者の選定

3.後任担当者への業務引継ぎ

4.関係者への挨拶回り

5.総務部との退職書類準備

6.最終出勤にBCCで挨拶メール発信

最終出勤日/有給休暇取得期間の確定

転職先の入社日程が軸になります。転職先の人事は最短での入社を要望してきますが、有休休暇の取得期間を考慮して回答しましょう。
転職先の要望に沿わない入社日程でも遠慮なく交渉すべきです。
一方で、現在の勤め先も出来るだけ長く残って欲しいと要望してきますが会社の就業規則で定められた期間を守ってさえいれば堂々と断って良いです。

上司による後任担当者の選定

退職者の穴埋めは基本的には経験者採用で行いますが、経験者採用者が急に一人前の仕事ができるわけではないので、暫くは既存のメンバーで貴方の仕事を代行することになります。

この判断は上司にとって悩ましい問題であり、後任担当者の選定に時間を要します。

従い、後任者の選定を待たずに引継ぎ資料の準備はしておきましょう。

後任担当者への業務引継ぎ

後任担当者が決まったら引継ぎ作業に入ります。

関係者への挨拶回り

これまでお世話になった人に退職の意向を伝える必要があります。基本的には対面の口頭で行うべきです。

しかし人数が多すぎて退職までに全員に会う時間が無い場合は電話・メールで伝える形でも良いです。

いずれにせよ、退職までに必ずお世話になった人に伝えるようにしましょう。

総務部との退職書類準備

退職に伴い多数の書類手続きがあります。

上司経由で総務部に情報が伝わるので、基本的には総務部の指示に従えば良いです。

退職届・確定拠出年金の移行・退職金の受け取り方法・持ち株会の手続きなど多数の資料手続きがあるので、少なくとも1か月ほど要すると考えておいてください。

なお、人事面談で退職理由を改めて聞かれます。ハラスメントが退職理由であったか否かを確認することが目的です。

退職後も上司・同僚と円満な関係を築きたいと考えているのであれば、ネガティブなことは言わない方が無難です。

最終出勤にBCCで挨拶メール発信

最終日の午後13-16時ぐらいの間にこれまでお世話になった方全員にBCCで退職の旨の挨拶メールを出すことを忘れないようにしてください。
出勤最終日までの間に色んな場面で退職の意向を告げる挨拶をすることになると思いますので、いつでも挨拶スピーチができるように用意しておきましょう。
同僚と握手

退職させて貰えないとき

「会社が退職を承諾してくれない」、もしくは「希望時期に退職を認めてくれない」といったトラブルが多数発生しています。

そのため、退職代行を活用する人が増えています。

日本労働調査組合のアンケート調査によると、約2割の人がが退職時に退職代行サービスを利用したいと回答しています。

 



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