現代の転職/就職市場ではTOEIC 700~790点では強みになりません。
履歴書・職務経歴書にTOEICのスコアを書くのであれば、少なくとも800点は獲得すべきです。
10年前であれば700点台でも企業に対してPRできたでしょう。
しかしTOEICの教材が溢れかえっている現在では700点台は少し勉強すれば誰でも獲得できるレベルであり自慢になりません。
本記事では、日本生まれ日本育ちで独学にてTOEIC満点・英検1級を取得した筆者がTOEIC 800点が必須である理由を解説します。
790点以下は自慢できない
履歴書・職務経歴書に790点以下のTOEIC点数を書くことは、強みとしてPRするどころか、英語力が平凡であることを示すことになります。
英語力を武器にする人が800点以下の点数を履歴書・職務経歴書に書くことは無いので、790点以下の点数を記載すると、ライバルに対して劣っていることを強調することになります。
書類選考で落ちる
応募を考えている企業が海外展開をしており英語での業務が求められる場合は、最低でも800点は獲得すべきです。
必要最低限にTOEICの勉強をするためにも、応募を検討している企業の募集要項を確認してください。
募集要項にはTOEICの必要点数が書いてあります。書類選考で足切りを回避することが重要です。
TOEIC 800点以上は2022年度の受験者における15.9%のみです。
平均スコアが608点であることを考えると、600点・700点台の点数では自慢にはならいことが感覚的に分かると思います。
TOEICスコアが昇進条件
会社の昇進試験の条件にTOEICスコアの得点を設定している企業が増えています。
日常的に英語を使う仕事ではなくても管理職になる場合はTOEICスコアが必須になっていることがあるので要注意です。
多くの企業はTOEIC 800点を昇進試験と経験者採用で入社するための必須条件にしています。
自分の会社の昇進条件、転職したいと考えている業界・企業の応募条件を確認すると自分が取得すべき点数の目標値が分かります。
TOEIC 800点 ≠ 英語が話せる
TOEICで800点以上を取得していても大半の人は流暢に仕事で英語を話すことは出来ません。
TOEICの出題範囲は限定的でありマークシート形式のため、時間をかけて傾向対策をすれば英語力が無くても高得点を取ることは容易です。
そもそもリーディングとリスニングだけなので、スピーキング能力は判断できません。
TOEICで採用の合否は決まらない
採用面接で他の応募者との差別化を図る切り口は語学力以外にすべきです。
決して口頭面接の際に英語力がある事を一番のPRポイントにしない方が良いです。
TOEICで高得点を取ることは書類選考での足切りを防止するためと考えて下さい。
採用面接で重視されるのは、貴方の働き方と経験が応募企業に合っているか否かです。
英会話をした経験もPR
ビジネス上で実際に役立つのは英会話であることを企業側は良く理解しています。
TOEICのスコアと合わせて英会話を鍛えた経歴をPRできると良いです。
多くの方が勘違いしていますが、英会話の能力をPRするために留学・駐在経験がある必要はありません。
今の時代、日本国内でも十分に留学相当若しくはそれ以上の能率で英会話力を鍛える方法はいくらでもあります。
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TOEIC 800点の対策
筆者の経験上、現在600点代の実力があれば、800点の獲得は3か月程度あれば十分です。
以下のポイントを押さえておけばTOEIC 800点の獲得が可能です。
- 過去問だけを徹底的に繰り返す
- リスニングは次の設問を先に読む
- 長文読解は難しいので満点は狙わない
- 全体見直しの時間を必ず10分確保する
邪道な考えですが、TOEICを英語の勉強だと思わずTOEICの点数を取る事だけを目的とすることが高得点の近道です。
具体的には、以下のような対策をお勧めします。
■Reading
・語彙・熟語問題はTOIECで出題されるものだけを覚える
・過去問を読み込んで出題トピックの傾向を把握する
■Listening
・過去問を使って引っ掛け問題の傾向を知る
・What/When/Who/Why/Howだけは確実に聞き取り回答選択肢を絞る
・冒頭の全体説明時にPrar1の回答選択肢を読み始める
TOEICの勉強は何から始めるべき？時間がない社会人が陥る失敗【初心者】 | TERAO｜メーカー営業転職 (terao-business-blog.com)
CASECでTOEICスコアを判定
これからTOEICの勉強を開始する方は、まずは自分の実力を把握することがスタートです。
TOEICの参考書は貴方の実力に合わせて選ぶ必要があります。
600点台・700点台・800点台の人とでは対策するポイントが異なるからです。
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