誰にでも限界があります。
これまで何カ月何年と耐えてきたからと言って今後も耐えられるとは限りません。
一番絶対にやってはいけないことは限界を超えて頑張ってしまうことです。
限界が来る前に、担当変更・部署異動・転職・休職などの選択肢を検討すべきです。
- 海外駐在
- 昇進
- 勤務地変更
- 職種変更
- 嫌な上司が異動
- 仕事の繁忙期が終わる
もし「今諦めてしまってはこれまでの努力が無駄になるのでは・・」
このように悩む気持ちは良く分かります。
私も海外駐在を夢見て辛い仕事を続けて体調を何度も崩してしまっていたので、何度も諦めようと思いました。
しかし、30代中盤になって漸く海外駐在の夢を実現できたこと自分を誇らしく思っています。
多くの会社員は仕事のイベントをこなすことで精いっぱいです。
やりたい仕事、付加価値のある仕事をするどころか、最低限の仕事に追われています。
伝統的な日本企業では、成功することより失敗しないことが重要視されていることが背景にあります。
このプレッシャーは新人だろうが、中堅だろうが、管理職だろうが同じです。
終わりのない仕事のプレッシャーに嫌気がさして辞めてしまう人は珍しくありません。
- 自分が仕事をしないと後工程に迷惑が掛かる
- 上司から頼まれた資料ができていない
- 指示されている数値目標に達していない
- 関係部署との合意が取れる気がしない
- 顧客と約束した納期が迫っている
仕事量が多すぎて対処できずに無理をしている会社員へ送るアドバイス | TERAO
年齢を重ねるごとに仕事の経験値が増えてスキルアップをしていきます。
一方で加齢と過労により体は確実に弱っていくことを自覚することが重要です。
目先の仕事を乗り越えるためだけにオーバーワークをすると取り返しのつかないことになります。
- 長時間労働による睡眠不足
- 連日の会食によるお酒の飲みすぎ
- ストレスにより暴飲暴食
- 人間関係の過度ストレスによる吐き気
私は現在では昇進して課長になり海外駐在をしていますが、過労による体調不良により会社の産業医にも面談をしましたし、心療内科に通い薬を処方して貰っていました。
仕事に励んだからこそ今の成功があると思っていますが、一方で体調不良になった原因である事も事実です。
奥さんと子供との時間を作らずに仕事優先の生活に疑問を持っていませんか。
確かに成功するためにはある程度の長時間労働は必要です。
家族が起きている時間には仕事が終わらず、家族と会話ができるのは週末だけになっていませんか?
週末も日頃の仕事の疲労で寝てばっかりで家族と出かけることもできない状態ですか?
流石にそこまでプライベートを犠牲にしていると、何のために仕事をしているのか分からなくなるのは当然です。
私の考えでは、「家族との時間を確保できていますか?」「10年後に後悔しませんか?」という問いに対して自信をもって問題ないと言えないのであれば、今の労働環境を変えるべきです。