残念ながら上司・同僚から見れば、転職者・新人への教育は手間のかかる作業です。
これは貴方が優秀であるか否かとは関係がありません。
どんな人でもその会社の基本的な仕事のやり方を覚えるまでは戦力としてはマイナスである事実を受け入れて下さい。
しかし安心してください。本記事を読めば新しい職場に慣れるまでの辛い1年間の過ごし方が分かります。
新しい職場に慣れるには1年


人脈づくりは焦らない
人脈作りは一つ一つの仕事を丁寧にこなしていくことで構築ができます。慌てずに気長に考えましょう。
もし貴方が前職の組織内で人脈づくりに成功しているのであれば、同じやり方で大丈夫です。自信を持ってください。
筆者も、転職して1年間経過した際には前職と同等の社内人脈の構築に成功していました。
きっとこの記事を読んでいただいている貴方にも、自覚はしてこなかったが、改めて考えてみると思い当たる人脈構築に必要な感性・経験・ノウハウが沢山あるかと思います。
- 飲み会等のイベントを活用して打ち解ける
- 気難しい人の懐に入る、いい加減な相手には毅然と接する
- ランチ・タバコ部屋などで積極的に一緒になり普段話しにくい上司に報連相をする
- 相手の性格を踏まえメール/TEL/チャットを使い分け効率よく業務をこなす
注意点
まだ人間関係が出来ていない段階で前職と同じように率直な意見を伝えてしまうと反感を買う可能性があります。
貴方にその気が無くても悪い第一印象を与えてしまう懸念がありますので暫くは慎重に発言をしましょう。
新しい職場では泥臭く頑張る
仕事で成果を出すためには、泥臭い実務を経験して会社の実務を学ぶことが不可欠です。
前職での経験を活かして華々しい仕事をしたい気持ちがあると思います。
しかし、まずは新人に戻った気持ちになって泥臭い実務を数多くこなし一つ一つ小さな成果を出して信頼を積み上げていきましょう。
慌てずとも貴方の本領を発揮できる時期は直ぐに訪れます。
新しい職場では積極的に発言
新しい職場では分からないことだらけで周囲の人に質問しながら日々を過ごすことになるため、低姿勢にならざるを得ない場面が多いです。
傲慢であると誤解されないようにだけ注意しつつ、自信をもって積極的に提案・問題提起・質問をすることは必要です。
貴方も前職で経験者採用者を向かい入れることがあった場合は経験があるかと思いますが、既存社員は経験者採用者に対して新鮮な刺激を与えてくれることや即戦力であることを期待しています。
「こんな発言をしたらキョトンとされないかな、、」と不安だと思いますが、月日が経過すればするほど積極的になるハードルは高くなります。
筆者は転職時、最初から全ての会議で必ず何かしら発言するというルールを自分に課し、開き直って積極的に行動しました。
結果、上司や先輩方に非常に高く評価されました。
ただ、長時間労働で努力を示すのは危険です。転職直後は体に疲れが貯まりやすいです。
30代が対策すべき3つの危険な仕事の疲れ|働きたいのに身体が気持ちについていかない? | 悩める会社員の集い (terao-business-blog.com)
新しい職場で前職の話はNG
特に初めての転職だと、新旧の職場の違いを新鮮に感じ「前の会社では〇〇でしたが、この会社では△△なのですね」などの発言をしてしまいたくなることがあります。
新しい職場に対するポジティブなコメントであればまだ良いですが、「前職の方が良かった」というニュアンスに聞こえる発言は本人に悪気がなかったとしても不快に思われることがあるので、前職の話は聞かれない限りしない方が無難です。
仕事を教えて貰いやすい関係を作るためにも、前職の話は控えるべきです。
入社2日目から行きたくない時


「1年も働ける気がしないからそもそも悩んでいるだ!」と感じている方は多いと思います。
私自身も一番辛かったのは転職直後の1~3か月です。
そもそも企業が経験者採用を行っている理由の大半が「辞めた社員の補充」です。
社員が辞める理由は様々ですが、少なからず会社に対する不満があるからです。
以下が当てはまる会社は問題がある可能性があります。
- 異業種転職・未経験なのに採用された
- 同時期に採用された転職者が多い
新しい職場の転職者比率・離職率を見ると参考になると思いますので是非確認してみて下さい。
離職率が高い場合は、貴方も次の会社に転職することを前広に計画しておくことをお勧めします。