企業の誰が何のために食事に誘っているのか?
自分は企業との食事の機会をどう活用すれば良いのか?
まずはこの2点の整理が必要です。そのうえで、服装・会話の中身をどうすべきか考えるべきです。
本記事では、大手企業で就活採用・インターンの業務に携わった筆者が大失敗を避けるためのアドバイスを紹介します。
就活生を食事に誘う理由
就活生を囲い込むため
これが一番の理由です。
近年の新入社員の入社の決めての理由で最も多いのが「就活時に対応してくれた社員の方に惹かれて」だからです。
就活生の本音を聞き出したい
まだ内定を出していない段階では採用者は本当に就活生が自社に入社する気があるかを確かめます。
何故なら貴方を選ぶ代わりに他の就活生を落とす必要があるので、本当に第一志望の学生であるかを見極めたいのです。
面接の際にはある程度想定ができる企業側の質問と就活生が事前に準備した回答をする時間になりますが、ここでは引き出せない就活生の本音を食事会を利用して引き出す狙いです。
従い、食事に誘われたからと油断してはいけません。この業界・企業が第一志望でないと誤解されるような不用意な発言は絶対にNGです。
まずは無料診断へ!ビジネススキル・スキルスクール【コミュトレ】
企業の誰と食事するのか
企業の誰から食事に誘われているのかという点が非常に重要です。
人事担当者の場合
2人で食事に行く場合は人事担当者の場合は入社意思確認が目的です。
一人の人事担当者に対して大勢の就活生とグループで食事に行く場合は、就活生同士の懇親を図ることが目的であり人事担当者は幹事役としているだけです。
希望職種社員の場合
配属先の担当者からの誘いの場合は会社の採用プログラムの一環として、希望職種・部門の社員との懇親会を通して社員の雰囲気を知ってもらうことが目的です。
社員の個人的な誘い
インターン中に社員の方から個人的な誘いがあることがあります。嫌であれば断っても採用には一切影響しません。
近年就活生に対するセクハラ問題もあるので、注意が必要です。
食事の誘いへの返信メール
応募中の企業・内定先の企業か食事の誘いがメールできた場合の返信例を紹介します。
「企業・社員のことを知ってもらうこと」という趣旨で食事の誘いが来ていますので、知りたいことのポイントを記載すると良いです。
株式会社 〇〇 △△様
この度のお誘い誠にありがとうございます。
是非参加させて頂きたく宜しくお願いいたします。
当日は以下の点についてお話を伺えれば幸いです。
・出社から退社までの一日の流れ
・やりがいと大変だと感じる点
・新入社員に期待すること
それでは、当日お会いできることを心待ちにしております。
以上
〇〇 〇〇
服装はスーツにネクタイ
食事会の服装は勿論スーツにネクタイです。
たとえ事前に企業側からビジネスカジュアルで良いと言われてもスーツとネクタイで行くのが無難です。
カジュアル服で臨んだとしても減点になることはあっても加点になることはないです。
服装のみならず、頭髪・髭・肌の身だしなみにも注意してください。
事前に会話の作戦を練る
食事会で話すべき内容は、内定前か内定後かで異なります。
内定前
まずは相手の立場を確認します。
人事 or 応募職種部門の人であるか。担当者 or 課長級であるか。
人事なら入社希望の本気度を示す話に注力してください。(能力は査定済という前提で)
部門の人なら活躍できる人材である旨と入社希望の本気度の両方が伝わるように話をしてください。
部門の人は採用意思決定者では無くても、後で人事にどの就活生が良かったかフィードバックします。
内定後
既に内定が出ていて他社との比較を検討しているなら、
毎月の残業は多い時と少ない時でどれくらいか?
仕事のどんな点が辛いか?
福利厚生はどうなっているか?
独身寮の環境はどうか?
地方への異動はあるか?
入社後の後悔を回避|就活OB訪問時の賢い質問7選と失礼に当たるNG質問2選 | 悩める会社員の集い (terao-business-blog.com)
食事会のマナーに注意
特にお酒を伴う夕食会の場合はマナーに注意が必要です。
一方で、数年目のサラリーマンであるかのようにテキパキと対応することができれば企業の人に一目置かれるでしょう。
会社の飲み会で気を付けるべき注意事項を以下の記事に記載しましたので、確認してください。↓↓↓
食事後に挨拶メール
食事会が終わったら必ずお礼の挨拶メールをしましょう。
【件名】:食事会のお礼 _ 氏名 〇〇 〇〇
××さん
〇〇です。昨日はご馳走になりありがとうございました。
XXさんのお話を聞いて貴社で働くことの期待がより一層高まりました。
特に△△に関するお話は気になっていた点でしたので非常に参考になりました。
また次回お会いできることをとても楽しみにしております。
取り急ぎメールでのお礼にて失礼いたします。
氏名〇〇 〇〇