転職でOB訪問は必須ではありません。
就活と転職では取り組むアプローチが全く異なるからです。
勿論転職においてもOB訪問を実施して損はありませんが、重要なことはもっと別にあります。
就活とは異なり転職は仕事をしながら行うため費やせる時間がありません。
本記事を読めば、本当に必要な転職準備に時間を使うことができます。
転職時のOB訪問目的
転職活動の際にOB訪問をする人たちは以下の内容を確認したいことが目的です。
貴方はOB訪問の目的が明確になっていますでしょうか?
- 残業時間
- 風通しの善し悪し
- 病む人の有無
- 評価制度
- 離職率
- 求められるスキル
- 成功する人の特徴
- 育休が取りやすいか
- 在宅勤務しやすいか
- 面接に通るためのコツ
就活と転職のOB訪問は違う
企業の視点で見た時に、応募者がOB訪問を実施しているか否かについての重要度が全く異なります。
就活生の場合は志望度が重要
新卒採用の場合、中途採用に比べて企業は多くの応募者の面接を実施する必要がある点が大きな違いです。
更に、働いた経験がない学生をポテンシャル採用するため、学生の本気度を経歴から判断することが難しいという課題があります。
各企業で採用計画数が決まっているため、内定を出した学生に辞退されると翌年の新卒採用まで穴埋めをすることが出来ず大きな問題になるからです。
勿論OB訪問をしているからといってその学生の志望度が高いとは限りませんが、一つの参考情報にはなります。
転職者の場合は経歴と実績が重要
一方、中途採用面接の場合はOB訪問の実施有無で応募者の志望度を測るということはしません
応募者のこれまでの職務経歴に基づいた転職理由・志望動機の中身で判断をします。
筆者も過去多くの転職面接を経験しましたが、OB訪問の実施有無を聞く企業は殆どありません。
実は今働いている会社だけは「当社の社員と話をしたことがありすか?」と面接で聞かれましたが、「残念ながら知人に社員の方がいないため、ありません」と答えても全く問題ありませんでした。
OB訪問を応募理由として使えない
そもそも仮に転職のためにOB訪問を実施したとしても応募理由として書類・面接で使わない方が良いです。
コネ入社だと誤解される
既存社員のコネで入社を試みていると誤解されると不必要に面接官に警戒されてしまいます。
中途採用ではOB訪問の実施有無を重視していないので、わざわざ言及しない方が無難です。
OB訪問の実施有無を聞かれた時だけ答えるぐらいで十分です。
但し、その会社の公式の活動として社員の知人・友人を紹介する制度を用いて応募した場合は例外です。
OB訪問で社風は分からない
就活時にも言えることですが、そもそもOB訪問で社風を確認することは殆ど不可能です。
たった一人や二人の社員の話を聞いたぐらいでその社風が分かる方が不思議です。
少なくとも老若男女の十数人の社員に会って話をしないと社風は分かりません。
Openwork等の匿名の口コミサイトの方が有益な生々しい情報を入手することが出来ます。
転職の企業研究方法
転職の企業研究は、”受かるため” ではなく、”転職をした後に後悔しないため” という目的が何倍も重要になります。
殆どの転職者は、今の会社に不満があり一日も早く今の会社を辞めて新しい会社でやり直したいと考えています。
そのため、新しい会社の求人情報がとても魅力的に見えているはずです。
しかし、どんな企業にも必ず短所があります。
働き方における短所を事前に把握しておくことで、転職後の後悔を防ぐことが出来ます。


メーカー営業の仕事内容 (BtoB / BtoC) と転職方法を社員が解説 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)
転職エージェントに聞く
応募を検討している企業の実態を調べるための手段の一つとして、転職エージェントに聞いてみることをお勧めします。
何故転職エージェントが企業の実態を知っているか分かりますか?
それは貴方が応募している企業の社員も転職エージェントを使って転職をしているからです。
通常転職エージェントを利用する際には転職理由をエージェントに伝えるための面談があります。
その際に色んな情報をエージェントに共有しているので、エージェントは社員の働き方についての情報を得ています。
しかし、この企業研究の手法はある程度大手の転職エージェントである必要があります。
- 特定の企業専門のエージェントがいる
- 求人数が多く網羅的