単身赴任の辞令が出たら直ぐに承諾せず、持ち帰り検討してください。
会社は家庭事情を全く考慮せずに引っ越しを伴う異動の辞令を出します。
家族との時間が最も大切です。単身赴任なんてばからしいのではないか、そう思うは自然なことです。
単身赴任がばからしい訳
私が単身赴任をしない理由は3つあります。
家族と過ごす時間が無くなる
家族と過ごす時間が最も大きな損失です。お金には代えられない時間を犠牲にします。
「週末に帰れば会える」と思っていても、平日の疲れた体で長距離移動をして家に戻っても、十分なエネルギーを家族との時間に費やすことは難しいです。
貴方が土日に今から今後の赴任先に異動して家族と過ごし、また戻ってくることを想像してみて下さい。体力的に非常に辛いことが分かるはずです。
「どうせ子供は学校の友達との時間・部活・習い事が中心になるだろう」と自分に言い訳をしていませんか？
私の父親は単身赴任で殆ど家にいませんでした。その為、人生にとって大事なこと・生活を良くするためのノウハウを教えて貰うことがありませんでした。
家庭を持った今、私は単身赴任は絶対にしないと決意しています。
家族のトラブルに対応できない
家族が「交通事故」「コロナ等の病気」「他人にケガをさせてしまった」等のトラブルになった際に、迅速に駆けつけることができなくなります。
学生時代、私の兄が事故で他人にケガをさせてしまった際に父親は直ぐに駆けつけることができず相手方に電話で謝罪をしていました。本来対面で対処すべき問題に対応できないことは大きな欠点です。
家族と一緒に生活し、いつでも支えられるにしましょう。
直ぐに元の拠点に戻れるは嘘
「配偶者の仕事・子供の学校・持ち家などの都合で単身赴任をするのはやむを得ない。」
「また何年かしたら元の場所に戻って家族と共に過ごせるだろう。」
自分に言い訳をして我慢していませんか？ 元の場所に戻れる保証はどこにもありません。
私の同僚は一軒家を購入した後に単身赴任の辞令が出て、やむなく単身赴任を3年間したのちに元の場所に戻り家族との生活を再開できました。しかしそのたった1年後に海外赴任が決まり、結局は家を売って家族3人で海外駐在に行きました。
最初の赴任で単身赴任をしたことを後悔していました。
単身赴任は断れる
近年では会社に対する不満による退職者を出さないために引越しを伴う異動の辞令を出す前に個別に対象社員に相談をする企業が増えています。
この際、単身赴任が出来ないのであれば、その旨をはっきりと会社に伝えましょう。辞令を再考して貰える可能性があります。
最悪の場合、出世コースからは外れてしまうかもしれませんが家族との生活の方が優先です。
人事異動の裏側 | 人事異動はいつ決まる？不本意な異動は何故起きる？ | 悩める会社員の集い (terao-business-blog.com)
持ち家を維持し単身赴任
持ち家を買ってしまった人は家族帯同での転勤を拒み、単身赴任するが多いです。
しかし、持ち家は他人に貸し出しすることが可能です。私の兄弟もこの制度を利用しています。人に我が家を貸し出すことに抵抗があるかもしれませんが、単身赴任をするぐらいなら貸し出しをした方が良いです。
持ち家を賃貸に出すってどうなの？【基礎知識から税金まで総まとめ】 | 大阪KITEN (osakakiten.com)
共働きのまま単身赴任
共働きが当たり前の時代です。配偶者が転勤になった場合、数年間休職できる配偶者転勤休業制度という制度を設ける企業が増えています。私の会社でもこの制度を利用する女性が何人もいます。
この制度を利用することで、配偶者のが転勤をしている間は貴方は休職することができます。配偶者が再度転勤で貴方が職場に通えるエリアに戻ってきた場合、復職することができます。
貴方の会社にもこの制度があるか是非確認してみて下さい。もし制度があっても上司が貴方に能動的に説明しない可能性もあるので、必ず自身で総務部に確認しましょう。
【配偶者転勤休業制度とは】配偶者の転勤で離職！？この制度を使えば離職を防げる？ | 勤怠打刻ファースト (ieyasu.co)
もし貴方の会社にこの制度が無い場合は、制度がある会社を探してみるのも一案です。
制度の有無は会社のHPに記載されているケースがありますが、制度の有無だけではなく、貴方が同等の給与で同様の仕事をできる企業を探すことが大前提ですので、必要に応じて転職エージェントに条件を伝えて相談すると確実です。
引越しするお金がない!? 転職後の引っ越し費用を会社に負担して貰う方法 | TERAO｜メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)
転職による単身赴任
「どうしても仕事を変えたい」という強い思いがあるのであれば、単身赴任はやむを得ないです。
仕事に集中できるという観点では良いかもしれません。
できれば単身赴任となるのは期限付きだと良いですね。
いずれにせよ、ご家族と良くお話頂くことが重要です。
転職活動をする場合はエージェントに登録して求人を検索することがお勧めです。
何故なら、多くの企業は自社のHPに求人を掲載せず転職エージェント経由で応募者を募っているからです。
このような求人は一般的に非公開求人と言われています。
求人情報には応募対象者の条件が以下のように記載されています。
【必須条件】○○のスキル、経験があること。◇◇の商品に興味関心があること。
【歓迎条件】△△の資格がある方を歓迎
求人情報を見ることで、貴方が応募した場合に書類選考に通過する可能性があるか否かが分かります。
この求人情報は転職エージェントのサイト経由でしか入手できないケースが多々ありますので、ご注意ください。
しかし、転職仲介会社は無数に存在していますので、どれを選ぶべきか迷うと思います。
私自身が転職活動をした際には5つの転職エージェントに登録していました。
この経験から、多くの転職エージェントの中でもAdeccoの活用をお勧めします。
無料で登録ができますので、以下のリンクから是非一度確認をしてみて下さい。