就職活動 食事誘われたら

【大失敗を回避】就活中に企業から食事に誘われた場合の6つの心得

就職活動 食事誘われたら

企業の誰が何のために食事に誘っているのか?

自分は企業との食事の機会をどう活用すれば良いのか? まずはこの2点の整理が必要です。

その上で、服装・会話の中身をどうすべきか考えるべきです。

本記事では、大手企業で就活採用・インターンの業務に携わった筆者が大失敗を避けるためのアドバイスを紹介します。

 

就活生を食事に誘う理由

何故食事に誘われるのだろう?

食事の際に不適切な発言をしたり、都合が合わずに出席できない場合は内定を取り消される可能性がある?

まだこの会社に入社することを決めたわけではないが、食事に行ったら内定辞退はできなくなる?

企業側の意図が分からず不安になっていると思います。

企業側が貴方を食事に誘う主な理由は以下です。

  1. 就活生を囲い込むため
  2. 就活生の本音を聞き出したい

詳しく解説しています。

就活生を囲い込むため

企業側が就活生を食事に誘う最大の理由は就活生に就職活動を止めて貰い自社への入社を確実にするためです。

近年の新入社員の入社の決めての理由で最も多いのが「就活時に対応してくれた社員の方に惹かれて」です。

企業における人事部の新卒担当者の重要な業務として、「内定を出した就活生の囲い込み」があります。

  企業側の囲い込みが強引であることにより、社会人になった後に「自分が選んで受けた企業にどんな企業からオファーが貰えたのだろう・・・?」

「もっと就活を長く続けておけば良かった」と後悔する方が大勢います 

新卒時の就職先は一生を左右しますので、企業側から囲い込まれることを十分に留意して下さい。

depressed businessman

就活生の本音を聞き出したい

まだ内定を出していない段階では採用者は本当に就活生が自社に入社する気があるかを確かめます。

何故なら貴方を選ぶ代わりに他の就活生を落とす必要があるので、本当に第一志望の学生であるかを見極めたいのです。

面接の際にはある程度想定ができる企業側の質問と就活生が事前に準備した回答をする時間になりますが、ここでは引き出せない就活生の本音を食事会を利用して引き出す狙いです。

従い、食事に誘われたからと油断してはいけません。

この業界・企業が第一志望でないと誤解されるような不用意な発言は絶対にNGです。

就職活動中の学生

企業の誰と食事するのか

企業の誰から食事に誘われているのかという点が非常に重要です。

人事担当者の場合

2人で食事に行く場合は人事担当者の場合は入社意思確認が目的です。

一人の人事担当者に対して大勢の就活生とグループで食事に行く場合は、就活生同士の懇親を図ることが目的であり人事担当者は幹事役としているだけです。

希望職種社員の場合

配属先の担当者からの誘いの場合は会社の採用プログラムの一環として、希望職種・部門の社員との懇親会を通して社員の雰囲気を知ってもらうことが目的です。

社員の個人的な誘い

インターン中に社員の方から個人的な誘いがあることがあります。嫌であれば断っても採用には一切影響しません。 近年就活生に対するセクハラ問題もあるので、注意が必要です。

万が一企業側の人間からセクハラ等の不適切な行為があった場合は内定を辞退することを考えて下さい。
 

食事の誘いへの返信メール

応募中の企業・内定先の企業か食事の誘いがメールできた場合の返信例を紹介します。

「企業・社員のことを知ってもらうこと」という趣旨で食事の誘いが来ていますので、知りたいことのポイントを記載すると良いです。

株式会社 〇〇 △△様

この度のお誘い誠にありがとうございます。

是非参加させて頂きたく宜しくお願いいたします。

当日は以下の点についてお話を伺えれば幸いです。

・出社から退社までの一日の流れ
・やりがいと大変だと感じる点
・新入社員に期待すること

それでは、当日お会いできることを心待ちにしております。

以上 〇〇 〇〇

服装はスーツにネクタイ

食事会の服装は勿論スーツにネクタイです。

たとえ事前に企業側からビジネスカジュアルで良いと言われてもスーツとネクタイで行くのが無難です。

なお、既に内定が出ている後であればリクルートスーツである必要はありません。

内定者が集まる懇親会の場を兼ねているのであれば、新たな出会いの場にもなります。

その為、味気ないリクルートスーツではなく、オーダーメイドのスーツを着て一目置かれると良いです。

事前に会話の作戦を練る

食事会で話すべき内容は、内定前か内定後かで異なります。

内定前

まずは相手の立場を確認します。

人事 or 応募職種部門の人であるか。

担当者 or 課長級であるか。

人事なら入社希望の本気度を示す話に注力してください。

(能力は査定済という前提で) 部門の人なら活躍できる人材である旨と入社希望の本気度の両方が伝わるように話をしてください。

部門の人は採用意思決定者では無くても、後で人事にどの就活生が良かったかフィードバックします。

OB訪問の目的

OB訪問の目的は2つあります。

企業説明会で得られない情報を入手

会社としての建前の回答ではなく、社員の本音を聞き出す良い機会です。

企業HPに自社の欠点と課題を記載する企業はありません。

説明会におけるQ&Aは事前に用意された答えを説明しているだけです。

面接と説明会で出会う社員は貴方が共に働く社員ではありません。

OB訪問は基本的に1対1であり、採用担当部門ではないため就活生の対応に慣れておらず本音を引き出せます。

入社に値する企業かを見極める

OB訪問は、面接に受かるための情報収集の手段ではありません。

貴方にとって入社するに相応しい企業であるかを見極める場です。

このような考えで臨む方が結果的に面接に受かるために必要情報を入手できます。

OB訪問で尋ねる質問

社員の勤続年数によって回答レベルが変わりますので、最初に確認をしてください。 具

体的には以下のイメージです。

【1-2年目の社員】

新人の仕事内容・教育体制・入社前後のギャップを中心に質問してください。

仕事で独り立ちをしておらず、仕事の範囲も限定的なので、仕事のやりがいと大変な点を語れる経験はまだしていない年代です。

【3-5年目の社員】

OB訪問の対象として最も適している年代です。

仕事のやりがいと大変さを語ることができ、学生時代・新入社員時代の記憶が新しいからです。

また、就活生の対応経験が少なく採用責任も無いので良くも悪くも生々しい実態を聞き出せるでしょう。

【5年目以上の社員】

人事異動を経験している年代であり、社内でどのようなキャリアパスがあるのかを語れる社員です。

どのような人事異動が多いのか、引っ越しを伴う異動、職種間異動、海外駐在などについて回答することができます。

また、事業の見通しについても質問してみると良いでしょう。(万が一スムーズに回答できなければ成長機会のな乏しい会社です)

配属までの流れ

多くの企業では、入社してから集合研修を経て各部門に配属されます。

配属まで1か月の企業もあれば、半年ほど要する企業まで様々です。 配属までの期間はまだ仕事が始まっていないので、定時後は時間にゆとりがあります。

筆者はこの期間に同期との絆を築きました。

是非配属までの過ごし方を聞いて心構えをしましょう。 勤務地・配属部署の決まるタイミング、決まるプロセスについても質問してください。

配属後の働き方

配属してから暫くはサポートをしてくれる教育担当者がつくはずです。

どのような点に注意して取り組めばよいのかを質問してください。

  残業時間、休日出勤の有無・有休消化率についても遠慮せずに聞きましょう。

もしこの質問に対する回答の歯切れが悪いと長時間残業の体質がある企業です。

「サービス残業はありますか?」という質問に対して、 「基本は無い」「原則無い」と社員が中途半端な回答した場合は要注意です。

正しい答えは「サービス残業など一切無い」「絶対許されないので、安心してください」とハッキリ即答することです。

仕事のやりがい

仕事のやりがいについて質問する際には、「どんな成果を出した時に達成感を感じますか?」と尋ねると良いです。

何故なら、会社の歯車となり自分の意思を込められない仕事をしている人であるかを見極めることができます。

会社の歯車として働いている人は、「グローバルな舞台で働ける」「社会インフラに貢献している」等の浅い答えしか言えないからです。

「自分で企画したアイディアが採用された時」「自分一人で顧客から受注を獲得した時」という回答であればやりがいのある会社と言えるでしょう。

仕事の悩み

仕事の悩みに関する回答はネガティブな印象を与えることを回避するために抽象的な内容で話すOB社員が多いはずです。

「お客様に喜ばれる商品・サービスの提供が考えるのが難しい」 「諸先輩方のように仕事をこなすために努力している」 といった前向きな悩みでお茶を濁されてしまうと思います。  

ではどうすれば良いのか?というと以下の質問をしてください。  

 

  • 仕事量が多すぎるという悩みはありますか?
  • 人間関係の悩みはありますか?
  • 先輩が仕事を教えてくれない悩みはありますか?

 

  恐らく回答に困ると思います。人間は咄嗟にうそをつくことができないので、即答できない=悩みがあると捉えて良いでしょう。

入社前にやるべきこと

入社前に何を勉強しておくことでスタートダッシュを切れるのか?という観点で質問をしてください。

入社後にライバルと差をつけられるだけでなく、入社意思がある事が社員に伝わり好印象です。

経験者採用者の比率

この質問をする就活生は殆どいませんが、実は重要な質問です。

何故なら離職率の目安が分かるからです。 通常、退職者が出た場合は経験者採用で穴埋めをします。

従い、直近数年の経験者採用者数の比率が分かれば離職率のイメージが分かります。

ストレートに離職率はどれくらいですか?と尋ねるよりこの聞き方をした方が良いです。

OB訪問のNG質問

OB訪問時に尋ねてはいけない質問を紹介します。

ネットで調べることができる基本的な質問は厳禁です。

企業WEBサイト記載の情報

  • 企業理念
  • 企業の業績
  • 創業年数
  • 従業員数

競合となる会社はどれか

競合となる会社への応募を検討していないと、この業界自体に興味が薄いとみなされます。

従い、応募していないどころか、どこの会社が競合になるのかを知らないと大問題です。

内定後

既に内定が出ていて他社との比較を検討しているなら、遠慮せず自分が納得するまで働き方について社員に質問して下さい。

多少踏み込んだ質問をしても問題ありませんので、後悔が無いように質問をしましょう。

  1. 毎月の残業は多い時と少ない時でどれくらいか?
  2. 仕事のどんな点が辛いか?
  3. 福利厚生はどうなっているか?
  4. 独身寮の環境はどうか? 地方への異動はあるか?

食事会のマナーに注意

特にお酒を伴う夕食会の場合はマナーに注意が必要です。

一方で、数年目のサラリーマンであるかのようにテキパキと対応することができれば企業の人に一目置かれるでしょう。

会社の飲み会で気を付けるべき注意事項を以下の記事に記載しましたので、確認してください。↓↓↓

食事後に挨拶メール

食事会が終わったら必ずお礼の挨拶メールをしましょう。

即日~翌日にメールをすることが基本です。

以下の例文を参考にしてください。

【件名】:食事会のお礼

 氏名 〇〇 〇〇 ××さん

〇〇です。昨日はご馳走になりありがとうございました。

XXさんのお話を聞いて貴社で働くことの期待がより一層高まりました。

特に△△に関するお話は気になっていた点でしたので非常に参考になりました。

また次回お会いできることをとても楽しみにしております。

取り急ぎメールでのお礼にて失礼いたします。

氏名〇〇 〇〇

 

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