会社員の私たちは人生の大半を会社で過ごさねばなりません。
そのため職場での幸福度は人生の幸福に大きく影響するのです。
仕事のストレスの殆どは人間関係によるものですが、細かく見ると幾つかの要因があります。
本記事では、筆者の経験を基に仕事のストレスを解消するための5つの取り組みを紹介します。
会社は学校ではないので、必ず貴方自身がどのように仕事を進めたいのかを考えて提示したうえでアドバイスを貰うようにしてください。
会社は複数の部署で構成されていますが会社が大きければ大きいほど縦割り文化になります。
例えば、自部門の仕事が楽になる事ばかりを優先して事業全体の利益を考えずに他部門からの要請を拒むような事象です。
問題の解決をする責任が貴方にある場合、会社の事業・顧客にとって一番有益な手法が何であるのかを論理的かつ定量的に示すことが重要です。
相手にNoと言わせないように理論武装することが部署間の板挟みを回避する最善の方法です。
それでも解決しない時は、上司の力を借りる等して上位層にエスカレーションさせることも有効です。
但し、上司がその役割を果たさない場合は打つ手なしなので、部署異動を申し出るか転職を考えた方が良いかもしれません。
仕事が多すぎると、こなすのに精一杯になりミスをしがちです。
そしてストレスがたまり憂鬱になり更にミスを重ねる負のスパイラルに陥ります。
優秀な人ほど重要な仕事を多く任せられるので、「自分ができないなんておかしい」と思い頑張り続けてしまう傾向があります。
結果、精神的に病んでしまい部署異動を申し出たり逃げるように退職する人は珍しくありません。
やる気と熱意があることは素晴らしいことですが、心身の健康を崩してしまってからでは手遅れです。
特に30代になってくると20代のように長時間働くことが難しくなってきます。
ワークライフバランスを保つことが出来ない仕事量であれば、その旨を素直に上司に相談して改善して貰うことが必要です。
仕事量が多すぎて対処できずに無理をしている会社員へ送るアドバイス | TERAO
欧米の企業では一人一人の仕事の役割が明確で、自分の役割以外の仕事は断るのが通常です。
従業員は支払われた給与に対しての仕事しかしないという考えを持っています。
しかし、日本企業においては役割が抽象的であり、同じ給与の人同士であっても能力のある人に仕事が集まります。
また、日本では従業員を解雇することが欧米諸国に比べて非常に難しく、仕事をしない社員でも働き続けることができます。
結果、日本社会では働かない中高年が続出しており、やる気のある20-30代の社員のモチベーションを下げ、ストレスの原因になっています。
仕事の配分が不平等であるのは上司のマネジメント能力の問題です。
上司が貴方のことを「頼めば嫌がらずに仕事を受けてくれる人」と思い込んでいると、ついつい貴方に仕事を多く任せてきます。
そのため、貴方が不適切な業務量の配分だと思う場合、これ以上は余力がないことをハッキリと上司に伝えることが有効です。
そうすれば上司も配分を考え直すきっかけになるはずです。
現代では、仕事のストレス軽減のためにカウンセリング、サプリなどの補助となる手段が沢山あります。
決して1人で我慢し続けず、色んな対策を試すことが仕事のストレス解消に向けた大きな一歩となります。