仕事の板挟みに疲れた

仕事の板挟みによるストレスに疲れた人に伝えたい3つのこと

仕事の板挟みに疲れた


昨日は調整業務。今日も調整業務。明日も調整業務。

組織で仕事をするサラリーマンは社内調整ばかりの日々です。

大きな組織ならではのセクショナリズム、自部門のことしか考えない人達、他部門の仕事が分からない人達、原因は沢山あります。

調整業務の日々にウンザリしていませんか?

板挟みを回避するコツは、事業上の意義を定量的に明文化することで関係部門と上司を納得させることです。

 

板挟みの原因と対策

仕事における板挟みは大きく以下の2つに大別できます。

  1. 部門間の板挟み
  2. 中間管理職の板挟み

部門間の板挟み事例

会社は異なる役割を持った複数の部門で構成されています。
例えばメーカーであれば、開発部門・販売部門・生産部門・品質管理部門・経理部門・法務部門などがあります。
営業は顧客から受注を獲得し売り上げと利益を最大化することが仕事です。
一方で、製造管理部門は事前に計画していた生産計画を達成する責任があります。
もし営業が生産計画の2倍の受注を取った場合、営業としては朗報になりますが生産管理部門の視点で見れば急に部品を2倍発注し従業員の労働時間も増やすことが必要になるので迷惑になると考える人がいます。
この場合、営業部門は商品が欲しい顧客と生産が出来ない製造部門との板挟みになるわけです。

 

【重要顧客からの短納期発注により生産調整を拒む生産管理との間で板挟み】

営業の板挟み
仕事で板挟みになると、「なんで自分が間に入って調整しなきゃいけないんだ、、」「当人たちで直接会話してくれよ、、」と思うでしょう。

部門間の板挟み解消法

部門間の板挟みを解消するための対策は3つあります。

大手企業の中枢部門で10年以上働くなかで最も効果的であると思う対策ですので是非試してみてください。

 

  1. 事業上の意義を示す
  2. 早い段階で上司を巻き込む
  3. 妥協点を定量的に探す

板挟み解消①:事業上の意義を示す

上記の営業の板挟み事例では、何故通常よりも短納期の対応を生産管理部門が行う必要があるのかを説得する必要があります。

この生産調整を実現することで会社にどのような利益をもたらすのかをパワーポイントに纏めて資料化すると良いです。

  1. この顧客から受注を取ることで営業利益として合計○○万円となる
  2. 顧客からの無理な要望を叶えることが出来れ今後何年も継続的に当社に発注をしてくれる
  3. 顧客は○○日で対応できると提示しており、他社に対して優れていることを示すことが出来る
短納期対応をすることのビジネス的な意義を資料化して貴方の窓口となっている製造部門のキーマンに共有してください。
製造部門内の従業員に無理をして対応してもらうための説明時に活用して貰うことができより、貴方が板挟みになることを回避することができます。

板挟み解消➁:早い段階で上司を巻き込む

板挟みになり折り合いをつけることが出来ずに時間だけが過ぎていくと問題が大きくなっていきます。

万が一会社と顧客に実害が生じた場合、貴方では責任を取ることができません。

そのため、板挟みに陥った時点で上司には一報をし、アドバイスを貰うようにしてください。

上司同士で調整

板挟み解消③:妥協点を定量的に探す

仕事上で板挟みになってしまった際は折衷案を見出すことが重要です。

短納期注文に対する生産調整の例でいうと、まずは各工程のスケジュールを日付ベースで具体的に確認をします。

このスケジュールにおいて短縮できる工程が無いかを生産管理と調整します。

また、この内容を顧客への状況説明に用いることで、顧客が如何に無理な要求をしているかという点と貴方が詳細な検討を行った上で調整に尽力している点を伝えることが出来ます。

生産スケジュール

中間管理職の板挟み

もう一つの仕事上でよくある板挟みは上司と部下の間で板挟みになってしまうことです。

部下の担当業務の量と労働時間の管理を行う管理職になった際に必ず直面します。

  1. 上司からは仕事を増やされ、部下へ指示すると不満を言われる
  2. そのため自分がプレイングマネージャーとなり管理業務と実務を担
  3. その結果、長時間労働に至る
人員に対する仕事量が多く長時間労働が続く職場環境で部下は辞めていきます。
しかし、人員補充には時間を要するので部下の負荷が増えて更に不満が増えます。
ようやく来た補充要員は業務が未経験者のため仕事が出来ないことが多いです。
そのため、ただでさえ忙しい既存の社員で新人をカバーをするため負荷が増えるという負のスパイラルに陥ります。
これが多くの日本企業で起きている実態です。
怒っている上司
この場合も、事業としてあるべき姿を関係部門に明示して理解して貰うことが対策になります。
具体的には、人事権のある上司と人事に対して自部門の中長期事業計画を達成するためには即戦力となる人員補充をする必要性を示します。
この際、単純に人が足りないと訴えてはダメです。出来るだけ数字で課題を示すことがポイントです。
各担当の残業時間と業務歴

この表の例に示すように、各担当者の業務内容、直近の残業時間実績、担当業務歴(ベテラン社員であるか新人であるか)を纏めておくと人員拡充の交渉がしやすくなります。

仕事量が多すぎて対処できずに無理をしている会社員へ送るアドバイス | TERAO|メーカー営業転職 (terao-business-blog.com)

 

板挟みのストレス防止

仕事の板挟みは非常に大きなストレスになります。

退職理由の上位に良く人間関係が挙げられますが、具合的な内容を掘り下げると業務上の板挟みになってしまうことも要因にあります。

関係者全員が満足できる答えを貴方が用意することができれば板挟みは回避できますが、難しいのが実情です。

これは貴方に問題があるのではありません。これが会社の仕組みなのです。

筆者も仕事で板挟みになり上手く行かない時に、自分の力不足が原因だと何度も悩みました。

しかし、前職及び今の会社の上司共に、「絶対にお前の問題では無い」と言われ続けていました。

冷静に周囲を見渡すと、他の同僚も同じように板挟みになって日々悩んでいます。

筆者は今ではこういう仕事なのだと割り切って受け入れることが必要なのだと理解しています。

板挟みの疲れを貯めない

30代は未だ若い思って20代の頃と同じ働き方をしていませんか?

筆者は向上心が仇となり30代になっても20代と同じ勢いで仕事をし続けて体調を崩してしまいました。

一度でも体調を崩してしまうと、数か月は治りません。

健康体で働く30分の方が疲弊して働く3時間より高い仕事のアウトプットを出せます。

筆者が改善して効果があった疲労防止の対策を紹介します。

デスクワークの疲れTOP3

デスクワークをする会社員に大いに仕事の疲れは以下です。

仕事をこなすことに夢中で自分の体を虐めていませんか?

月曜日~火曜日は元気に働けるのに水曜日以降になると倦怠感で集中ができず仕事の効率を落としていませんか?

仕事の疲れを貯めると週末に休んでも回復しないどころか長期的に体調を崩すことになります。

No.仕事の疲れ原因対策
頭痛・肩こり姿勢が悪い椅子を変えて努力せず良い姿勢を保つ
倦怠感・食生活

・寝る姿勢が悪い

・寝る前の3時間以内に食べない

・枕を変える

肌荒れ睡眠不足長時間労働を止めて効率を上げる

落ち込む営業社員

仕事中の頭痛

私は20代の頃、長時間デスクワークをすると頭痛が起き一度痛くなるとその日は仕事を終えて寝るまで治りませんでした。

頭痛薬を机の引き出しに常に入れており、痛くなったら直ぐに飲むようにしていましたが、根本的な解決ではないとずっと感じていました。

最終的に頭痛が発症しなくなるようにまでは、以下の対策を行いました。

もし貴方に該当しそうな内容があれば、ぜひ試してみてください。

在宅勤務時の姿勢改善

私は特にコロナ禍で在宅勤務をしている時に顕著に頭痛を発症しました。

仕事机のすぐ横にベットがあったので、定期的に横になることで回復を図っていましたが、業務効率は下がっている感じがしました。

暫くして、姿勢が悪いことが原因であることに気づきました。会社と自宅とでは座席の高さが異なっていたためです。

姿勢が悪い

当初は在宅勤務の頻度が少なかったので、ありものの机といすを代用していたことが失敗でした。

在宅勤務になると対面で会話ができないため会議室に行くこともなく、より多くの時間をデスクで過ごすことになります。

正しい姿勢で仕事をすると、頭痛を防止するだけでなく仕事の能率を大幅に上げることができました。

1時間おきに休憩

疲れによりイライラすると仕事でミスをするだけでなく、周囲の人が話しかけづらくなり人間関係を悪くしてしまいます。

一般的に、大人の集中力の平均持続時間は約50分といわれています。

キリが良いところまで続けて作業をしたい気持ちは分かりますが、50分間に小休止を挟むことで1週間の効率が大きく変わります。

1時間おきに立ち上がってストレッチと自分の首・肩回りをマッサージをすると良いです。

私は100円ショップで購入したクビ・肩回りのマッサージ道具を会社に持参し活用しています。

仕事中の倦怠感

夜寝る前は元気なのに寝て朝起きると逆に体がだるくなる日々が続きました。

筆者は依然として完全に解消できていませんが、以下の2点を行うことで軽減することに成功しました。

仕事で遅くなった日は夕食を食べない

残業で帰宅が遅くなり寝る直前に飲食をすることで睡眠の質を下げていることに気づいたからです。

深夜は空腹になりますが、寝る前に食べるぐらいなら寝て朝食を食べた方が良いです。

どうしても寝る前に食欲がある場合は、歯磨きをしてしまえば食欲は失せて寝る気になるので試してみて下さい。

枕を変えた

睡眠の質が仕事のパフォーマンスに大きく影響します。

どの枕が最適であるかは実際に寝てみないと効果が分からないのが難点です。

しかし、筆者はベストな枕に巡り合ってからは朝の倦怠感が大分解消されました。



睡眠不足で肌荒れ

終わらない仕事を長時間労働で乗り切ろうとしていませんか?

筆者も仕事の負荷が増えた時には4~5時間の睡眠時間で仕事をしていました。

この結果、2年近く肌荒れが治らないという大問題に発展しました。

どんなに仕事が忙しくても必ず一日7時間の睡眠が必要です。

デスクワークは頭をスッキリさせて効率良く働くことが重要です。

疲れた状態の3時間より、体が万全の状態の30分の方がはるかに優れたアウトプットができるはずです。

 

デスクワークの疲れの根本的かつ最大の原因は、仕事の量が多すぎることであると思っています。

仕事量が多すぎると、単純にデスクワークをする時間が長くなるばかりか、気が張って首・肩に不要な力が入ってしまいます。

仕事量が多すぎる生活を打破した手段 | こなせない仕事量を抱えている原因を理解し対処 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)

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