FA業界への未経験転職

【将来有望】FA業界(Factory Automation) への未経験転職

FA業界への未経験転職

 

FAとはFactory automationの略称です。
メーカーの生産工場における設備・部品・ソフトウェアなどの製品・サービスを指します。
世界中のあらゆるメーカーの工場でFA製品が使われています。製造業のインフラ産業と言えるでしょう。
異業種からの未経験者でも十分活躍できる業界です。

FA業界が人気の理由

将来性がある

日本の家電・自動車産業が中国を始めとした新興国に追い抜かれていく中、多くのFA関連企業は依然としてトップクラスのシェアと競争力を維持しています。

FA業界に将来性があることが人気と言えるでしょう。

他業種からでも転職可能

FA業界は異業種からの転職者が沢山活躍しています。

筆者の経験上では、IT・金融・コンサル・商社などの業界から転職している方がいました。

FA設備メーカー

異業種の方はあまり聞き慣れないかもしれませんが、日本のFA設備メーカーは世界シェアも高く業績が良い企業が多いです。

半導体製造装置

スマートフォン、電気自動車など私たちの身近な製品には全て半導体が使われています。

ここ数年では半導体の需要が供給を上回り、欠品が続いています。

新車で自動車を買おうとすると、「納品が1年後」と言われるのは半導体が不足しているためです。

半導体製造装置メーカーには以下のような企業があります。

  • アドバンテス
  • 荏原製作所
  • 東京エレクトロン
  • レーザーテック
  • ディスコ
  • 東京精密
  • SCREENホールディングス

液晶パネル製造装置

  • アルバック
  • タツモ
  • ブイ・テクノロジー

自動搬送装置

  • Industry Alpha
  • ダイフク
  • 村田機械

FA部品・ソフトウェアメーカー

産業用ロボット、生産設備用のコントローラ・モーターを製造・販売する企業です。こちらも異業種の方にはあまり知られていませんが、日本の企業は世界シェアが高いです。

  • 安川電機
  • オムロン
  • キーエンス
  • 三菱電機
  • パナソニック

FA業界の働き方

FA業界の企業はいずれもB to Bに該当します。つまり、企業(メーカー)が顧客になります。
B to B とB to Cの違いとメーカーの仕事の中身は以下の記事で詳述しています。

FA業界のやりがい

FA業界は数年おきに時代が進化する激動の時代を迎えている業界です。

スマートフォン、電気自動車、テレビ、スマートウォッチ、リチウム電池など、新しい電気製品の登場に伴い製造装置も変化への追従が求められます。

世の中の最先端技術を支えている点を誇りに感じることができます。

また、製造設備・部品に求められるニーズも数年おきに変化することから、常に新しいことにチャレンジできることも実務上のやりがいとなります。

FA業界の辛いところ

FA業界の辛いところは何といっても調整業務です。
メーカー全般に言えることですが、FA関連の企業は多くの部門で構成されており、顧客の種類も多岐にわたります。
  • 半導体不足に伴う納期遅延の謝罪
  • 開発工数不足で顧客要求に応じれない
  • 製造不具合により顧客に謝罪
  • 開発が遅すぎて顧客ニーズが変わり無駄になる

メーカー営業の仕事

FA業界の年収

20~30代前半であれば、収入は年間500-700万程度です。
メーカーは従業員数が多いので、例え大企業であっても一人一人の給与を高くすることが難しいです。
福利厚生は充実しています。
  • 家賃補助
  • 扶養補助
  • 交通費補助
なお、FA業界の中でもセンサーを中心としたFA機器メーカーのキーエンスと一部の半導体装置メーカーに限っては例外的に1000万円以上の高収入です。

FA業界への転職方法

筆者の周囲の転職者ではDODAを使って転職した方が多い印象です。

無料で登録ができますので、ご自身の職務経歴書を登録してどのようなFA関連企業への転職チャンスがあるのかを確認しては如何でしょう。

FA関連企業の採用面接における志望動機と自己PRでの差別化方法は以下の記事に記載していますので、ご参考ください。

FA業界の志望動機

 

最後に、FA関連企業の面接官に響く志望動機の例文を紹介します。

ソリューション提案が得意

昨今のFA業界では、開発した既製品を売るだけの商売ではありません。

複数の製品を組み合わせて顧客の抱える課題を解決するためのソリューション提案が必要です。

ソリューション提案をするためには、顧客の真の課題と自社製品の双方を正しく理解する必要があります。

特に顧客自身すら気づくことができていない課題の本質を引き出す質問力とコミュニケーション能力が求められます。

このようなスキルと経験をPRすることができると、面接官の心に響きます。

多数の部門を纏められる

FA業界に限った話ではないですが、メーカーは多くの部門から構成されているため、他部門を巻き込みながら仕事をできる人が活躍します。

自部門のことばかりを考えて保守的な仕事をする人を採用したくないと企業側は考えます。

愚直に新しいことを学ぶことができる

異業種転職をする方は必ず新しいことを積極的に学ぶ考えがあることをPRするべきです。

なぜかと言うと、仮に貴方が自分のスキルと経験に強い自信があり、新しい仕事のやり方を学ぶ意思がないと想定外の職場環境だった場合に直ぐに退職してしまうことを企業側は恐れているからです。

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