メーカ営業女子が増加している理由

メーカー営業になる女性社員が増えている理由を現役メーカー社員が解説

メーカ営業女子が増加している理由

メーカー営業になる女性社員が増えているのをご存じでしょうか?
これは男女が平等に働ける労働環境が整備されてきたためです。しかしまだ男性社会のイメージがあり、多少の不安と抵抗があると思います。
本記事ではBtoCとBtoBのメーカー2社で大勢のメーカー女子と共に働いてきた筆者がメーカー女子が増加し活躍している背景を解説します。
実はメーカー(製造業)における女性比率は20%を超えています。
従業員の5人に1一人は女性ということになります。営業職に絞ってみれば更に比率が高いでしょう。

女性管理職は年々急増

メーカーの管理職における女性の採用率でみると5%以下とまだまだ低いですが、日本政府が2030年までに30%以上にする方針をだしてることから、今後女性の管理職比率は間違いなく増加していきます。

貴方が管理職になりたくない場合でも無関係ではありません。この方針が意味することは、「女性が男性と同様に働き昇進することができる=労働環境における男女間の差別がない」ということだからです。

2023年6月13日に、政府によって「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023」(女性版骨太の方針2023)が決定されました。この方針により、プライム市場上場企業において、女性役員比率を30%以上にするようにと、目標が定められています。

政府が「2030年までに女性役員比率30%以上」の方針を決定!働きかたはどう変わる!?(ファイナンシャルフィールド) – Yahoo!ニュース

女性が多いメーカー業種

メーカーと一言で言っても多くの業種があるので、「どこの業種が女性が多くて働きやすいのだろう?」と疑問に思っているかもしれません。
当然ですが、化粧品の資生堂、日用品の花王などの会社における女性比率は機械メーカーなどのメーカー業種に比べて高くなります。
技術職においても大学で化学系の選考を選ぶ人が多いので、化学メーカーの女性比率は高くなる傾向になります。
しかし、筆者の経験上、メーカー業界における女性比率の大きさと働きやすさには殆ど因果関係はないと思います。
人数が少ないからといってないがしろにしているわけではないからです。

男女平等に仕事ができる

女性だからと甘く見られないか? 不平等な扱いを受けないか?
このような心配をしている人もいると思います。
結論から言うと、男性・女性の差異で不当に扱われることは全くないです。
内心女性の仕事能力を見下す人がいることが否定できませんが、そもそもメーカーの仕事は基本は組織・部門の看板で行いますので、個人に依存することは殆どありません。
「~さんが~と言ってきている」というより「営業さんから~という要望が来ている」といった捉え方をします。
勿論、実績があり信頼を得るようになれば、「営業の~さんが言っているのだから正しいはず、信頼できるはず」と思っても貰えるようになります。
メーカーで働いている女性の殆どは男女平等の環境下で働けていると言えます。

法人営業の飲み会は頻繁

BtoBメーカーで法人営業をする場合は飲み会が多いです。

少なくとも週1回は以下のいずれかの飲み会があると思って下さい。

  • 取引先の接待
  • 関係会社との懇親会
  • 社内の飲み会
しかし、お酒を飲むこと自体は強制されませんのでその場にいて茶坊主と愛想のある会話ができれば問題ありません。
これは男性・女性だろうが関係ありません。男性であってもお酒を飲めないメーカー営業は沢山いますので安心してください。
会社の飲み会

セクハラには厳しい

女性比率が増えてきているとはいえ男性が多いのでセクハラが心配だと思います。
メーカーに限った話ではないですが、セクハラはレッドカードで一発退場の時代です。
仮にお酒に酔っての過ちだとしても、セクハラ発言・行為をを会社に訴えられた場合、管理職であろうが一度で懲戒処分になります。
従い、女性社員がお酒の場にいる際には周囲の男性社員はかなり注意を払います。
ただ、それでも女性が同席しているにもかかわらずセクハラまがいの会話にはなってしまうことがあります。
貴方に向けられた会話でなくても不快に思うことがあるかもしれません。
この点は、日本社会がまだまだ改善すべき点であると筆者は感じています。

女性社員の疑問

 

家庭との両立が容易

メーカー業界において育休・産休を取得して復帰することは一般的です。

結婚・出産をするから退社をするという女性社員の方が珍しいです。

男性の育休取得も急増しています。

筆者の会社では直近2年以内に子供が生まれた社員の殆どが2~6カ月の育休を取得しています。

メーカー営業の仕事はフレックス勤務・在宅勤務も可能なので子育てなどの家庭との両立もし易いです。

また、企業によっては社外の配偶者が転勤で引越しが必要になった際に数年間休職して復帰できる制度がある企業もあります。

社内結婚する人も多い

余談ですが、メーカーの女性では社内結婚の確率が非常に高いです。

「結婚相手は社外で見つける」と決め込んでいる人と「学生時代からの恋人がいる」という人を除けば筆者の会社では過半数の女性社員が社内で結婚しています。

【恋人は職場で作る】職場恋愛・結婚のメリットとデメリットから実現方法まで | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)

採用面接におけるコツ

メーカー女子になる上での企業採用面接においては以下の2点に留意すると良いです。

結婚・出産後も働く意向がある

女性社員を採用する上での採用担当者の一番の心配事は「せっかく採用したとしても直ぐに辞めてしまわないか」です。
「御社の女性社員は結婚・出産後も長く働かれている方が多いと伺っており、この点を魅力的に感じていました」などと言及すると貴方が長く働くつもりがある事が伝わります。

「女性ならではの視点で~」は響かない

男性社員比率が多い企業への面接で「女性ならではの~の視点を生かして活躍したいと思います」とPRする方がいますが、浅はかだと思われるだけなのでやめた方が良いです。
そのようなことは実際ないですし、現役社員は「いったい何のこと?」と思うだけだからです。

メーカー女子お勧め企業

本記事の読者は化粧品・日用品などのBtoCメーカーをイメージしているかもしれません。

しかし、BtoC・BtoBの双方を経験した筆者としては半導体部品・化学素材・産業機器などのBtoBをお勧めしています。

BtoCとBtoBのメーカー違いと、お勧めの理由は以下の記事で詳しく解説しています。

メーカー営業への転職方法

転職仲介会社は無数に存在しています。

筆者は転職の時に5つほどの転職エージェントに登録していました。

この経験から、コンサルタントからメーカー営業への転職はdodaが良いのではと思います。

  1. エージェント面談の要否を選択できる(登録するだけで求人の閲覧が可能)
  2. メーカーの求人数が多く網羅的

 

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