筆者が合計11年勤めた2社で経験したメーカー営業ならではのきつい点を4つ紹介します。
対策を含めて紹介しますので、メーカー営業への転職を決める上での参考にして下さい。
本記事で紹介するメーカー営業のきつい点を許容できるのであれば、貴方はメーカー営業に向いています。
メーカー営業がきつい時
どんな仕事にも短所があります。
求人サイトなどでは長所しか語らないので、入社後に短所を知って後悔することが不安ではないですか?
その不安を感じている貴方は転職成功の確率が高いです。
実際にメーカー営業のきつい点を経験している現役メーカー営業の筆者が短所を紹介します。
順位 | きついと感じる理由 |
1 | 板挟みが辛い |
2 | 期限に追われる |
3 | 商品が弱い |
4 | 不公平な業務負荷 |
メーカー営業としてつらいと感じる理由をそれぞれ詳しく解説していきます。
板挟みが辛い
メーカー営業は社内の各関連部門と顧客との間に立って仕事をする重要なポジションです。
事業全体を把握し牽引することはメーカー営業のやりがいである一方、互いのニーズに応えられない時には板挟みになります。
全ての顧客のニーズに応えることができません。会社の資金と人員は限られており、優先順位をつけて取り組む必要があるからです。
また、社内の各関係部門でも対立することが多々あり、営業職が板挟みになることがあります。
詳細は以下の記事でも解説しています。
【調整業務歴10年の社員が語る】仕事の板挟みによるストレスに疲れた人に伝えたい3つのこと | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)
期限に追われる
メーカー営業は幅広い業務を行いますので、スケジュール管理能力が必須です。
一見ルーチンワークに見えますが、実はかなりイレギュラーな仕事です。
一番多い理由は、顧客の急なリクエストです。競合他社ではなく自社の商品を選んでいただくためにはある程度無理をしてリクエストに応える必要があります。
次に多い理由は、関係部門の作業遅延です。メーカー営業は常にエンジニア・製造部門から情報を得て仕事をする必要があります。
これらの関係部門が遅延した分は貴方にしわ寄せが行きます。
商品が弱い
自社の商品に競争力が無いと営業は苦労します。
売れない商品を売るのが営業の仕事ではあるのですが、顧客の商品選定において商品の性能・機能が重要であるため、どうしてもエンジニアの技術力に左右されてしまいます。
新商品の開発には2~6年程要するので、状況の改善にはかなり時間を要します。
商品力が弱くても、営業の訴求方法でカバーできるので、「営業の力で売っているのだぞ」とエンジニアに対して胸を張り、その点をやりがいに感じる人もいます。
不公平な業務負荷
メーカーにおける給与は部門間で異なることはありません。
しかし、花形部署である開発・営業・経理は、管理・調達・人事などの他部門に比べて業務負荷が高いです。
メーカーに限った話ではありませんが、やりがいと業務負荷はある程度比例関係にあります。。
また、メーカーは社員数が多いことから働かない中高年が非常に多く、一部の優秀な若手社員で事業を回していることが殆どです。
このため、モチベーションの維持に苦しむ優秀な若手社員が多いです。
しかし、コンサル等の成果主義の会社に転職する人は少ないですが。
給与分を働かないおじさん・おばさん社員の対処 | 関係を崩さずに改善を図る方法 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)
メーカーに向いている人
どんな仕事にもネガティブな面があります。
メーカー営業のネガティブな面は本記事でご紹介した内容です。
経歴10年以上の現役メーカー営業である筆者が選んだ内容ですので、生々しい実態だと感じられたと思います。
しかし、逆に言うと本記事で紹介した内容が受け入れられるのであれば、貴方はメーカー営業に向いています。
メーカー営業だからこそ享受できるラクな点もあります。非メーカーでは得られないやりがいも沢山あります。
本記事を読んでいただいた貴方は、これ以上は心配な点を探す必要は無く、あとは良い点を調べるのみです。
メーカ営業の仕事はゆるい?飛び込み営業とは違うルート営業の特徴 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)