新卒で退職言いづらい

新卒で退職は言いづらくて悩むのであれば退職代行を活用

  新卒で退職言いづらい 新卒で入社したばかりの会社を辞めようとすると大半の企業は引き止めてきます。

短い期間とはいえお世話になった上司・先輩に辞めることを告げることは言いづらいです。

筆者も転職をしたときは上司・先輩・同僚に伝えるのが本当に苦しかったです。

しかし、上司・先輩はあくまでも仕事上の付き合いです。

貴方が退社した数か月後には忘れています。

よって、貴方自身も実際に退職した後は、今の悩みなんて完全に忘れています。

まだ1~2年程度しか働いていないのであれば、退職代行サービスを使ってしまうことをお勧めします。

 

新卒社員の教育投資

企業が貴方を採用してから現在に至るまでに費やしたコストは主に以下です。

採用コスト

  • エントリーシートの確認
  • 面接対応
  • 労務手続

教育コスト

  • ビジネスマナー教育
  • 業務指導

  新卒社員は未だ会社に貢献できる能力がなく、会社と周囲の先輩社員に仕事を教えて貰う期間です。

つまり、新卒入社後の最初の3年間は会社への貢献よりも教育に要する費用の方が大きいのです。

3年後に辞める方が迷惑

3年目・5年目・10年目でも会社にとっては辞められると迷惑なのは同じです。

新卒1年目だから特別会社にとって被害が大きくなる理由はありません。

新卒が辞めても翌年の新卒を入れることで補充できます。

しかし、3年目になってから辞められると同じレベルの社員を社外から補充することは困難です。

総合的に見ると結局はいつ辞めても会社へのダメージがあることには変わりはないのです。
機嫌の悪い会社員

20代で仕事から逃げたいと思うのは甘えではなく単なるキャリアの悩み | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)

社内への退職相談はNG

仮に新卒で退職するにしても、自分の感覚だけで決めない方が良いです。

特に社外の人に相談しながら最終的に決めることをお勧めします。

社内の人には相談しづらいですし、そもそも引き留められてしまうからです。

 筆者は、入社2年目の時に一度転職を検討し、エージェントに相談したことがあります。

この時には結局転職しませんでしたが、社外の人に相談したことはかなり有意義でした。  

配属ガチャが起きる理由

大企業で配属ガチャが起きる理由は幾つかありますが、以下の理由が一般的です。  

東京で働きたいのにこんな地方勤務なんて聞いてなかった
 
採用面接で経理希望と言ったのに、営業部に配属され

最初の3年は育成

最初の3年程は新入社員を育成期間と捉え、戦力として数えていないからです。
従い、最初の3年は貴方を育てるのに適した部署に配属しますので、必ずしも貴方の希望とは一致しません。
ジョブローテーションにより3年目以降には希望の部署に移してもらえる可能性があります。

希望を裏付ける経歴が無い

例えば、経理志望なのに簿記の資格を何も持っていないなど、貴方の希望を裏付ける経歴が無い場合は希望は通りません。
日本の企業は入社してから育てる文化があるとはいえ、貴方の希望を裏付ける経歴が無ければ、弱い希望であるとみなされます。

ポジションに空きがない

新人を受け入れる場合、育成担当者をアサインする必要があり、工数が発生します。

従い、毎年立て続けに新入社員が入ると部門としては困ります。

貴方の前年に既に希望の部署に新人が配属されている場合、貴方の配属は見送りになり次のジョブローテーションまで待つ必要があります。

【配属ガチャ】就活生55%が「職種も勤務地も自分で」……マイナビ調査   出展: 日テレNEWS  

 

営業職が利用すべき退職代行サービス【弁護士活用でトラブル回避】 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)

 

新卒で退職するリスク

企業が新卒の一括採用以外に外部から社員を採用する背景は以下のいずれかです。
  1. 事業拡大により即戦力の追加人員が必要
  2. 新領域への事業展開により既存社員に無いスキルを持った人材が必要
  3. 育休/産休などにより不在になる社員の穴埋め
  4. 社員の依願退職による人員の穴埋め
仮に貴方が直ぐ退職した場合、次の会社で採用される理由はになります。
しかし、通常このケースでは即戦力になる経験を積んだ社員を採用するのが基本です。
それにも関わらず社会人経験の殆どない人を採用するということは、誰も入社を希望しないほど条件・環境が悪いか、誰でもできるようなスキルアップに繋がらない業務である可能性が高いです。
「こんな会社なら転職しなければ良かった、、」と後悔することは避けましょう。
忙しすぎる会社員

辞める前に行うべきこと

会社を辞めた後にどんなことに後悔することがあるのだろう? こんな悩みがあると思います。

もし辞めた後の後悔を軽減するためにアドバイスをするとすれば、以下の3点が挙げられます。

しかし、必ず行うべき!という内容ではなく、あくまで辞めた後に後悔する人の事例紹介になります。

新人研修は受けておく

社会人としての基本スキルを会社が教えてくれるのは新卒入社時のみです。

社員の退職を前提としていない一括採用の日本企業では新卒社員を教育するプログラムがあります。
これにより、入社3年は社員が生み出す成果より会社が投資するコストの方が上回る世界的に見てもかなり特異的な文化です。
これは経験者採用として入社した社員が得られない新卒入社の特権でもあるので、これを享受する前に退社するのは得策ではありません。学べるものは学んでおくべきです。
新入社員教育

先輩社員の異動経歴をヒアリング

例えば、3年目・5年目・8年目の社員の方がどのようなジョブローテーションを歩んできたのかを部内でヒアリングすることで自身のキャリアステップを推定することが可能です。
自分の希望する職種・勤務地で働く人の傾向を把握することで、「数年後に辿り着けるはず」とモチベーションを持てる場合があります。
なお、現時点で就活段階の方は是非OB訪問や会社説明会でこの点は調査をすべきです。
過去に海外営業社員として学生向け説明会に出席した私の経験上、会社説明会などの大勢の場では答えてくれない社員の方もいるので(確約できないため)、OB訪問など1対1または少数グループで話せる場の方が、より詳しい情報を教えて貰いやすいです。

会社に配属の考え方を尋ねる

「部内の先輩からは納得のいく回答が得られない」・「実際に意思決定をした人事又は上司の考えを聞いてみたい」という場合は、上司・人事担当者に直接聞くという選択肢もあります。
学生の方は「えっ?当然配属を決めた根拠の説明はあるでしょ?」と思われるかもしれませんが、特に規模の大きな企業だと一人一人に対して配属根拠の説明がされないケースは多々あります。
実は、筆者も大学卒業後に最初に入社した某大手JTCのメーカーでこの経験をしました。
採用面接時及び入社後のアンケートで海外営業志望である旨を主張したにも拘わらず、国内営業の課に配属されました。 当初私は納得が行かず即日その足で人事課を訪問し、納得のいく説明を求めました。
当初人事課は的を得ない説明しかしてくれず、私の不信感は更に強まったのですが、数十分後にその後の上司となる営業課長が人事課に訪れ「少人数で構成している国内の基幹事業で広範囲かつ泥臭い経験を最初数年してもらい、その後開拓市場である海外の営業に異動させる方針」との説明を頂き納得をした経験があります。
 実際、3年間の国内営業を経て海外営業の課に異動をしました。配属ガチャにハズレたことで、「会社が社員の意向を無視している」と私が誤認してしまったことに気づきました。
なお、新入社員が配属通知直後に人事・上司に詰め寄るという行為は特に古い歴史のある日本企業ではタブーと捉えられますのでご注意下さい。 実際、私の新卒入社時の行為は部内でも噂になり、先輩方に対する第一印象を損ねてしまい、いたたまれない時期がありました。(数年経過し仕事ぶりを認められてからは全く問題になりませんでしたが)

将来辞めるつもりで少し働く

もし転職するにしても、数か月~一年未満で転職する人と2~3年の職務経歴がある人とでは、転職市場における市場価値が大きく異なります。
一度転職エージェントと面談してみるのはアリです。
紹介された求人を見れば、「こんな企業があるならやっぱり転職はアリだな」もしくは「こんな求人しか紹介されないのか、やっぱり新卒カードは活かして入社した今の企業でもう少し頑張ろう・・」などと、自分の市場での位置づけが分かりスッキリするかもしれません。
実は私も入社2年目で一度転職エージェントと面接し、紹介された求人を見て渋々働き続けた過去があります。
転職エージェントは無料ですし、会社や同僚にばれる心配がないため、コストもリスクもゼロです。
 
今の会社に入社したことを後悔しても致し方がありません。未来に目を向けて最善の行動を考えましょう。
上司との面談

第二新卒は貴重な機会

第二新卒をしないと大きなキャリアチェンジが出来ないと考えている人がいますが、一部誤解があります。

社会人3年目以降になると基本的には経験者採用の扱いになるので全く違う業界の転職をするハードルが高くなるのは事実ですが、 異業種転職が出来ないなんてことは全くありません。

どこの業界で働くにせよ社会人の最初の3年は基本的なビジネススキルの習得が中心なので、業界に特化したスキルは4年目以降でも間に合います。

筆者も社会人9年目で異業種転職を実現しましたが、何ら問題なく現在の会社で活躍しています。

転職活動のOB訪問で質問すべきこと|転職活動の企業研究 | TERAO|メーカー営業への転職 (terao-business-blog.com)

第二新卒で業界を変える

 

日本と海外ではキャリアアップの仕方が異なります。

海外では同じ業界でステップアップすることが基本であり、異業種転職はキャリアのリセットを意味します。

しかし、日本においては必ずしも同じ業界である必要はありません。

日本では異業種転職でキャリアアップは一般的です。

後悔しない異業種転職

第二新卒だとしても、異業種転職は難しいのでは?と考えている人は異業種転職をすることで新しい職場で新人扱いになってしまうと誤認しているからです。

例えその業種に関する商品特徴・顧客ニーズ・競合動向に詳しくなくても問題はありません。

重要なのは貴方のビジネスマンとしてのスキルです。 筆者の経験上、社会人としての基本的なビジネススキルがあるのであれば、仕事を回すことができ即戦力として貢献が可能です。  

筆者も異業種に転職をしましたが、商品特徴・顧客ニーズ・競合動向は仕事をしていく中で直ぐに覚えました。

会議の前などに都度必要な情報を調べてから業務に取り組めばよいので、心配無用です。

異業種転職は3年目以内がベスト

30代でも異業種転職は可能ですが、早いに越したことはありません。

異業種に転職する場合は、社会人としての基礎能力を学んだ後の25歳~27歳頃までには判断をした方が良いです。

筆者は20代の時に「今の会社とキャリアに不満があるが、もう数年働いて様子を見たい」と考えて20代の間はずっと最初の会社で働きました。

しかし、今振り返れば早めに転職をすべきだったと感じています。

異業種転職の時期メリットデメリット
20代前半ポテンシャル採用として受かりやすいスキルが未熟のまま転職
20代後半最初の業界を見限るに十分な経験無し
30代前半無し年齢としてはギリギリ

自分に合った「20代の転職」焦らずじっくり見つけよう。「20代の転職相談所」

 

異業種転職で後悔する人

異業種転職で後悔する事例をいくつか紹介します。

収入を下げてしまう

「異業種転職をするのだから多少収入が下がるのはやむを得ない」 このように考えている人がいます。

しかし、これは間違いです。異業種業種だからといって収入を下げるべきではありません。

やりたい仕事だと思って転職した後に、想像と違う仕事だとしても前の会社より収入が上がっていればある程度納得できます。

しかし、仕事内容と収入の双方に不満を感じてしまうと、再度転職する事態に陥ってしまいます。

憧れだけで異業種に転職

業種の華やかな面だけを見てネガティブな面を全く見ずに転職すると後悔します。

Openworkで社員の退職理由を確認する等してネガティブな面も知っておくべきです。

経験者採用向けの求人広告では良い面しかない点に注意してください。

有名企業・大企業だからといって勝手に安心して良く調べずに応募することも危険です。

求人要件に合わせて自分を偽う

求人要件と自分の経験がマッチしていないにも関わらず、求人要件の内容に合わせて自分の経験と強みを偽ってPRするのはNGです。

仮に採用されたとしても入社後に実力が伴わず、挫折して直ぐにまた転職することになります。

入社することが目的ではなく、新しい仕事を楽しみながら長く続けることが目的であることをに留意して下さい。

異業種で働くことはそれほど甘いものではありません。

同業種の転職であっても慣れるまでに苦労します。

新卒で辞めるなら退職代行サービス

3~10年働いて辞めるのであれば退職後も人間関係が続くので、きちんと数か月前に上司に退職の告知を行い、1~2か月間の引継ぎ期間を設けてから円満退社をすべきです。

しかし、数か月~2年程度しか働いていないのであれば、退職代行サービスを使ってスッパリ辞めてしまうことをお勧めします。

筆者の経験上、たとえ円満退社だったとしても、会社に退職の旨を伝えてから数か月出勤するのはかなり精神的に苦痛です。

 

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